九校戦編〈下〉
九校戦七日目(6)×作戦打ち合わせとそれぞれ使うメモリとデバイス
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るが、エイミィ達と一緒に来たらレオ対エリカ対幹比古がデバイス実験をしていたので観戦していたようだ。レオはエレメンツビットを使い様々なメモリによる力を最大限発揮させていたが、例えを言うとシールドビットメモリを使い幹比古が使った鎌鼬を防いでみたり、その瞬間を狙ってエリカがいつも持っている警棒でレオを攻撃しようとしてもメタルメモリの力で脇腹が金属音と共にノーダメージだった。
「レオ達、そろそろ寝る時間だぞ。実験もいいが、試合は明日というか今日というか。なので切り上げろ」
「一真か。こいつはなかなかだぜえ、まさかデバイスにゼロさんが補助機能として入っているとはな」
「僕もだよ。メモリの力もだけど、いつどこに敵がいるかどうかを瞬時に教えてくれるから。何だかいつも使っているのよりも、こっちの方が使い勝手がいいみたいだ」
「レオやミキの力が、いつも違うとは思っていたけど凄く底上げされた感じだわ。これじゃ一真君が相手しているとしか思えないから、相手は可哀想ね」
剣型の武装一体型デバイスや幹比古が使うタブレット型デバイスには補助機能として自立支援型AIゼロを入れている。これに関してはモノリス・コード用だけなので、レオと幹比古には一時的に念話が出来るようになった。
レオには敵によって使うメモリの選択をゼロがやる事で、デバイス操作しなくとも自動的にやるようにしている。幹比古の場合だと、精霊は術者の思念の強さに応じて力を貸すようだがエレメンツメモリの力によって俺が使うようにした。つまり術者のイメージしたのをそのまま術者の力となるように、ゼロが精霊王とコンタクトをしているからかいつもより使いやすくなっていた。
「そう言う訳でそろそろ実験は終了して、明日に備えて寝ろ寝ろ。なおデバイスやメモリは俺が預かっておくんで、二人は防護服を自分で持ってろよ」
「もうそんな時間なのか、もう少ししたかったがしょうがないか。それにメモリやデバイスを悪用されないようにするには、一真に預けた方がいいもんな」
「僕ももう少しやりたかったけど、明日に備えてもう寝ようか。それに関してはレオに賛成だね、これは他校や他の者に盗まれては困る技術だ」
「という事で、私達もそろそろ寝ましょうか。明日寝不足で観客席に行く訳にはいかないですから。それではお兄様、明日の試合頑張って下さい」
「ああ。皆、明日の試合は瞬殺されないように願っておこうか?ま、冗談ではないがお休み」
そして皆がホテルに戻った後、俺はここにいた桜花、結衣、沙紀と烈にデバイスチェックを頼んだ。無能な大会委員会に渡すと困る代物なので、第一高校のデバイスチェックだけは蒼い翼関連の者に任せる事にした。そんで三人に相手をしてもらった礼に、一緒に寝たのだった。
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