九校戦編〈下〉
九校戦七日目(6)×作戦打ち合わせとそれぞれ使うメモリとデバイス
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」
俺が言う前にゼロが『満点です』と言ったので、俺も満足したかのようにしてからゼロが続きを言った。
『普通でしたら、対抗魔法で「鍵」の発動阻止しますが、例えの使い方で硬化魔法でもモノリスの分割を阻止出来ます。割れてしまったとしても、くっついたままの状態を維持すればいい事。それなら割れてしまったモノリスを再び接着する事にはなりませんので、ルール違反ではない事です』
とこのように言うゼロだったので、魔法の使い方によっては悪知恵だと言うかもしれんが敵を撃退する方法がレオには無かった事を俺に告げたのだった。
「『鍵』については理解したが、殴る蹴るはダメなんだろう?自慢じゃないが、遠隔魔法攻撃は苦手だぜ?」
「これとメモリを使う」
そう言いながら取り出したのは、以前レオに試してもらったデバイスでメモリは新しく作った虹色だった。見た事ないメモリだったので、手に取った剣とメモリだったので鳴らしてみたらレオ達の予想を斜め上に行った事だった。
『Elements』
「今エレメンツって鳴らなかった?」
「俺も聞こえたが、どういう力なんだ。それと物理的な打撃は禁止されているんじゃなかったか?」
「そのためのタブレットを用意したんで、今書かれている部分を読んでくれ。モノリス・コードのルールが書かれているが、そのメモリについては後々教える」
モノリス・コードについて、予備知識のない者向けに書かれていた簡単なルール解説と試合の様子が動画と写真に分かれて保存されていた。タブレットに書かれている通りだが、質量体を魔法で飛ばして相手にぶつける攻撃はルール違反にならないからだ。レオが持っている剣は、ブレードの半ばから切り離した剣先が柄の動きに連動するようになっている。更に言えば、シールドビットやブレードビットを所有者が必要ならゼロが判断して使えるようになっている代物だ。
「一真は最初から俺と幹比古が、モノリス・コードの代役と考えて作ったのか?」
「まあな。もしかしたらと思い作ってみた物だし、試合中にドウターが出現したら倒せる魔法師は俺らCBしかいない。織斑印のデバイスを持つ者は、対ドウター戦でも魔法が使えるようになるし攻撃する事が可能だ」
「という事は一真君が調整したデバイス全てが、対ドウター戦でも役に立つデバイスって言う訳なの?それとも単なる実験デバイスとでも言うのかな」
俺はまあなと言ってから、今まで調整してきたデバイス全てが対ドウター戦でも役に立つデバイスとなっていて、これを使う魔法師でも倒す事が可能となった。一応の事だから、エリカが良く使う警棒とは別のデバイスを予備として渡した。それには既に疑似聖剣としての役割が調整してあるので、想子無しでも発動可能。
「一応そのデバイス名は『エ
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