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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(6)×作戦打ち合わせとそれぞれ使うメモリとデバイス
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だと一人一時間で仕上げると言うが、俺はゼロと一緒に仕上げたんで準備は作戦のみとなった。今回使用するデバイスについては、九校戦で使われる競技用だが蒼い翼特別推薦枠を持つ人間には、高スペックのでも使ってもいいとされている。それにレオと幹比古にはメモリを渡したいと思っていたからだ。デバイスを白紙の状態から魔法師個人に合せて使用可能にするには、通常三倍の時間が掛かると言われている。

「やっぱ一真君は凄いね、もう驚くリアクション取ろうとしても新人戦で見てきた最新技術やら見た事ない技術というビックリ箱にはもう慣れてきちゃったよ」

「私もです。いくら一人一時間で仕上げると言われても驚くしかないと思いますが、一真さんなら驚く要素がないです」

「デバイス面はそうだが、急な話でもあったので作戦らしい作戦を今から立てる時間もない。練習時間もないから、ぶっつけ本番で行くしかないが今までの事や対ドウター戦での対処を見て来たんだ。必要なデバイスと機材については、蒼い翼にオーダーしといたんであとは作戦の打ち合わせだ」

本来なら重たい空気を何とかしようとしたエリカに、美月がそれを静止させようとしていたようだが今までの俺がして来た事を見てきたので驚く様子もない。重たい空気というより、今まで溜まっていた鬱憤を晴らす所が欲しかったのかやる気充分となっていたからである。

「まずフォーメンションだが、オフェンスは俺でディフェンスはレオ。幹比古には遊撃で、分かりやすく言えばオフェンスとディフェンスを頼みたい」

「いいぜ。けどよ、ディフェンスって何すりゃいいんだ?」

「そうだね。レオもだけど僕の役目である遊撃って?」

レオと幹比古の二人も、自分のやるべき事を確認してきた。ま、やる気があるのならそれでもいい。

「ディフェンスについては、自陣のモノリスを敵の攻撃から守る役目である。モノリス・コードの勝利条件は知っているか?」

「相手チームを戦闘続行不能にするか、モノリスに隠されたコードを端末に打ち込むか、だったか?」

「まあな。それで隠されたコードを読み取るには無系統の専用魔法式をモノリスに撃ち込まないといけない。専用魔法式が鍵とも言うモノリスが二つに割れた時、一旦分割されたモノリスを魔法でくっつける事は禁止されている。でもモノリスの分割を魔法で阻止する事は禁止されてないが、専用魔法式の最大射程が十メートルに設定されていてな。それ以外の距離で発動したとしても、鍵として機能しないようにプログラムされている」

「・・・・って事は、ディフェンスの役目は敵チームをモノリスから十メートル以内に近付けない事、鍵の魔法式を撃ち込まれてもそれでモノリスが割れないように押さえておく事、モノリスを割れてもコードを読み取れないように敵の邪魔をする事の三つか?
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