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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(6)×作戦打ち合わせとそれぞれ使うメモリとデバイス
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「なあ、一真・・・・マジ?」

「七草会長や十文字会頭がこんな手の込んだ嘘をつくと思うか?それにミーティング・ルームには、青木副社長に九島閣下がいたからな」

「その言い草ならマジなんだろうけどよー、まあ今更一真に出れませんとは言えねえ状況だ。俺は一真となら出てもいいぜ。幹比古、お前はどうなんだ?」

「僕も驚いているけど、今まで一真から教わってきた精霊魔法を試す時が来たとなればこれは大きなチャンスかもしれない。それに一真の技術は、余り見られたくないものだからね」

本来のレオと幹比古の状態は、訝しげに聞いてくるレオが今にも頬を抓り出しそうな勢いで深いため息をする。幹比古は所在なげにそわそわと落ち着かない所を見たエリカによって、いつものお約束が飛んでくるはずだった。だがここは外史であり、いつ何時時にイレギュラーが発生するか分からない世界だ。

ここにいるのは俺とレオに幹比古とエリカや美月がいる。蒼太は外しているが、ベッドに座っていたのはエリカと美月である。今後の段取りについての確認を行う為に、二人を引っ張ってきた。深雪とほのかと雫は、エイミィやスバルや他のメンバーに捕まって狂騒の輪の中から抜け出せずにいたと沙紀から聞いた。

「でもよ・・・・俺も幹比古も、なーんも準備してないぜ?」

「そうだね・・・・CADはおろか、僕達は着る物も用意してないよ?」

引き受けたからには参加せざる負えない事を知った上で聞いてきたが、モノリス・コードに出場するためには色々と必要な物がある。各選手が使う防護服にデバイスとかであるが、俺は防護服ではなく名無しの時に着ていた黒い戦闘服で行くつもりだ。蒼い翼特別推薦枠である名無しは俺だとアピールするためでもある。突然の抜擢であったが、二科生の俺らが新人戦選手に選ばれるという戸惑いよりも今までやって来た事をぶつけるだけだ。

「安心しろ。俺は名無しの時に着ていた黒の戦闘服を着るし、レオや幹比古らの防護服は既に用意済みだ」

そう言ってから、空間から出したのはレオと幹比古が着るサイズを出したのだった。それを見た二人は服のサイズがジャストフィットだったので、多少驚いていた。

「って言うか何で一真君は、レオやミキの防護服を持っているの?しかもジャストサイズに、さっき話終えたばかりだと聞いたんだけど」

「僕の名前は幹比古だ、でもエリカの言う通りだね。防護服にアンダーウェアも僕とレオにピッタリなサイズだから、いつ準備したんだろうと疑問に思うよ」

「もちろんこういう事もあるかと思ってな、蒼い翼に頼んで九校戦が始まる前から準備してあったのをしまっていただけの事。デバイスとかは俺が準備するが、それも既に調整済み何でな。あとは使用するデバイスのテストと作戦を立てるだけとなる」

デバイスは本来
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