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妖精の義兄妹の絆
大好きな友達のために
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かけるかのようにヒューズが言い放った。
「オレたちが本当にほしかったのはオマエらさ。ドラゴンの魔力。カハッ。」

ウワアァァァァァァァァァ

「何?今の声…。」
微かに誰かの叫び声が聞こえた。
「数時間前に捕らえた滅竜魔導士さ。」
「「!!!」」
「一足先に魔力を吸収してるんだ。」

ウワアァァァァァァァァァ

さらに叫び声が聞こえてくる。
「やめて…やめてぇぇぇぇぇっ!!!!」
「やめないよ。アイツからはまだまだ魔力を吸っちゃうからね。」
「てめぇぇぇらぁぁぁっ!!!!」
ナツは扉を壊そうとするがびくともしない。ウェンディは泣き続けている。
「そう焦んなって。じきにおまえらからも魔力を貰うからさ。」
そう言い残してヒューズは笑いながらその場を去る。
しばらくして、タクヤの叫び声は聞こえなくなった。
















そして、エクスタリアでは…。
衝撃の事実を聞いてシャルルは立てなくなった。
「やはり遠隔での命令上書きではうまく伝わらなかったようですね。」
「しかし、結果オーライ。おまえたちは滅竜魔導士をつれてきたのだからな。
魔力化“マジカライズ”は人間どもかな任せてある。そういうのは人間どもの方が得意だからな。」
ニチヤはそう言ってハッピーたちに労いの言葉をかけるが三人には耳に入って来なかった。
「ち、違う…。私は自分の意志で…エドラスに…。」
「ううん…命令を実行しただけだよ。」
「みんなを助ける為に…坑道へ…、」
「気づいてなかったのかい?ぼきゅたちが誘導したんだよ。」
「私は…私は…ウェンディが大好きだから守りたいって…。」
「それは一種の錯覚だね。
命令が“抹殺”から“連行”に…すなわち“殺してはいけない”と変更された事による…、」






「ウソだぁぁぁーーーっ!!!!」
全ての言葉が偽り…、全ての感情が偽り…、全ての思いが偽り…、全てが自分ではない誰かが操っていた動作。
シャルルは頭を抱え泣きながらその場にへたりこんだ。
「おまえたちの行動全ては私たちの命令によるものだ。」


















「オイラたちは操り人形じゃないぞォ!!!!」
「私たちは家族のために立ち向かいます!!!!」
シャルルの前でハッピーとエマがニチヤとナディに啖呵を切る。
「「オイラ/私たちは











妖精の尻尾の魔導士だァ!!!!!」」
「…ハッピィ…エマァ…。」
「行こう、シャルル!!!エマ!!!」

ダッ

「え?」
「はい!!!」
ハッピーはシャルルの手を取り走り出した。エマも後を追う。
「「!!!」」
二人もい
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