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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第202話 妖精は再び―――――。
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ル「ロキ!カプリコーン!」

そこにいたのは、獅子(ライオン)の鬣のように逆立った髪に青いレンズのサングラスに黒いスーツ姿をした星霊―――――獅子宮のロキ(レオ)と、身動きを封じられていたはずのカプリコーンだった。
ロキは固く握り締めた右手を、カプリコーンは固く握り締めた左手の間には、左右から頬を殴られたスロークの顔があった。

ロキ「大丈夫だったかい、ルーシィ?」

カプ「怪我はございませんか?」

ル「大丈夫。ありがと、2人とも。」

ロキが差し伸べてくれた手をとり立ち上がる。
ロキは星霊界と人間界を繋ぐ入り口―――――(ゲート)を自由に通る事が出来る為、ルーシィの身に危険が迫ったら、こうして勝手に出てくる事が出来るのだ。今回もそれだろう。

カプ「申し訳ございませんルーシィ様。少々、あの魔法陣を()()するのに予想以上の時間が掛かってしまいまして、援護に向かうのに遅れてしまいました。」

ル「破壊したの!?」

スロ「そ、んな・・・バカ・・な・・・」

さらっ、とすごい事を口にしたカプリコーンの言葉にルーシィは驚嘆の声を上げ、スロークは目を見開いた。

ロキ「で、どうするルーシィ?」

ロキの問いの意味は聞かなくても分かっていた。ルーシィは口元に笑みを浮かべると、星の大河(エトワールフルーグ)を構え直した。

ル「もちろん!コイツを倒すまでが勝負よっ!」

星々に加護されし永久(とわ)に輝き続ける妖精(ようせい)が、再び新たな眩い輝きを放つ―――――。
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