第三幕その五
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お隣の欠片と合いました、オズマはそれを見て微笑みました。
「これでね」
「埋まりましたね」
「ええ、一つね」
「僕もです」
神宝は四隅のうちの一つを取りました、見れば右下です。
そこにその欠片を置いてです、オズマに言いました。
「まずは隅を」
「そこから埋めていけばね」
「わかりやすいですから」
「それがパズルを解く秘訣ね」
「その一つですよね」
こう言ってでした、そしてです。
神宝は欠片をまた一つ取って置きました、すると隣の二つの欠片と重なりました。
欠片は一つ一つ埋まっていきます、皆で進めていってです。
お花のパズルは徐々に出来ていってでした、最後は。
ドロシーが取ったそれが埋まってでした、七色の大きな百合に似たお花が出来上がりました。そうしてです。
そのお花はパズルから浮き上がってでした、その場にしゃんと立ちました。カエルマンはそのお花を見てにこりと笑って言いました。
「これでよし」
「はい、凄く奇麗ですね」
「皆で頑張ったかいがあったね」
「そうですよね」
恵梨香がカエルマンに応えます。
「楽しかったですけれど」
「頭使ったからね」
「その分ですね」
「うん、報われたよ」
にこりと笑って言うカエルマンでした、ここでも。
「そんな気持ちだよ」
「パズルってあれですね」
ジョージもにこにことして言います。
「組み立てる時も楽しいですけれど」
「それでもだね」
「はい、それと一緒に」
本当にというのです。
「この完成した時が」
「嬉しいんだよね」
「最高の遊びの一つですね」
「全く以てね」
「はい、じゃあ」
「この後はね」
「いよいよですね」
「あのパズルをしよう」
こう言うのでした。
「次はね」
「それは明日からだよね」
ジャックがカエルマンに尋ねました。
「今日はもうね」
「そうだね、充分楽しんだし」
「パズルばかりしてもね」
「飽きるから」
「他の遊びをしよう」
カエルマンは学者っぽい仕草に戻ってジャックに答えました。
「ゲートボールなんかどうかな」
「ふむ、それもまたよしか」
ムシノスケ教授はゲートボールと聞いて述べました。
「スポーツも」
「頭を使うこともいいけれど」
「身体を動かすことも」
「楽しいからね」
「だからだね」
「皆でどうかな」
ゲートボールをしようとです、カエルマンはジャックと教授だけでなく他の皆にも笑顔でお誘いをかけました。
「ゲートボールをしないかい?」
「いいね、じゃあ」
「今度はそれをしようか」
かかしと木樵も賛成しました、そして魔法使いとグリンダもです。
にこにことしてです、こう言いました。
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