第三幕その一
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第三幕 お花のパズル
楽しい晩餐の後は皆で寝てでした、その次の日の朝。
五人はお風呂に入って目を覚まして身体も奇麗にしてからでした、朝御飯を皆で食べてそれから王宮の中庭に出て。
そしてです、お花のパズルを皆で囲むのでした。
まずはです、かかしが言いました。
「さて、最初はね」
「はい、最初は」
「どうしますか?」
「うん、とりあえず欠片の一つを拾って」
そしてというのです。
「その欠片を置こう」
「まずはですね」
「一つ置いて」
「そこからですか」
「さらにですね」
「また一個置こう」
そうしようとです、五人にも言うのでした。
「それを続けていけばね」
「いいんですね」
「うん、ただね」
「ただ?」
「風には気をつけよう」
かかしは微笑んでそれにはと言うのでした。
「飛ばされたりしたら大変だからね」
「そうね、一つ一つ置いていけばいいけれど」
グリンダもかかしに応えて言います。
「それでもね」
「そう、風に飛ばされたりしたら」
その欠片がです。
「置いた場所が乱れたり」
「欠片が何処かに行ったりするから」
「大変なことになるからね」
「だからね」
「風には気をつけよう」
こう言うのでした。
「まずはね」
「そういうことですね」
「じゃあ風には気をつけて」
「そうしてですね」
「組んでいきましょう」
「風については」
魔法使いがここで自分の鞄を出しました、魔法使いの魔法道具が全部入っているその素晴らしい鞄をです。
「これで防ごう」
「あっ、天幕ですか」
「それで中庭の上全体を覆って」
「それで、ですね」
「風を防ぐんですね」
「そうするんですね」
「そうしよう」
こう五人に笑顔で言うのでした。
「これで大丈夫だよ」
「はい、じゃあ」
「それで風を防いで」
「パズルを楽しみましょう」
五人も笑顔で応えます、そして魔法使いが出した最初は小さな天幕があっという間に大きくなって中庭全体を覆ってです。
風を防いでからです、皆はパズルをはじめました。
その中で、でした。ケーキはジュリアとお話しました。
「ねえ、よかったら」
「はい、私達はですね」
ジュリアもケーキに笑顔で応えます。
「お茶とお菓子をですね」
「用意しましょう」
「そうですね、ただパズルをしてもいいですけれど」
「パズルに加えてね」
それにというのです。
「お茶とお菓子もあれば」
「さらに楽しめますから」
「そう、じゃあね」
「今から用意しましょう」
「二人でね」
こうお話してでした、二人でお茶とお菓子を用意しました。ここでケーキが用意したお菓子はといいますと。
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