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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
青眼の悪魔
第24話
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人くらいしか習得していないスキルの事。
【二刀流】以外に【ユニークスキル】は存在するが、それはまた後の話。

クライン『まてよ、って事は、サチは知っていたのか、キリトが【二刀流】を持っている事を?』
クラインはふと疑問に思った事を聞いた。
サチ『当たり前だよ。だってキリトが【二刀流】をマスターするまでの間、私が修行を手伝っていたから。』
クライン『そうか、それもそっか。』
サチの言葉に、クラインは納得した。キリトの相棒なら、それを知らない筈はない。

それから間が空いた後、クラインは生き残った<軍>のメンバーを返してからキリトに聞いた。
クライン『75層のアクティベートはどうする、お前がやるか?』
キリト『嫌、任せるよ。』
クライン『解った。じゃあな、気いつけて帰れよ。』
それ言ったクラインは、仲間の5人を引き連れて部屋の奥にある扉を開けて、その向こうに姿を消した。

その後残ったキリト達3人は、その場を後にした。

___________________

その翌日の朝、キリトとサチはエギルの店にいた。

何故かと言うと、昨日の一件の事だ。今朝の新聞にはこうあった。
「<軍>の最精鋭部隊を壊滅させた74層フロアボス。それを撃破した〈青の槍壁〉サチの相棒、〈黒の剣士〉キリトの【二刀流】50連撃。」
それを見たプレイヤーが何処で調べたのか、どっとキリトとサチの部屋に押し寄せて来たのだ。あまりの事態に、2人は仕方なく転移結晶で脱出し、エギルの店に逃げ込んだのだ。

現在、キリトはエギルと向かい合うように2階の部屋で胡坐をかきながら畳に腰掛け、サチは炊事場で朝食を作っていた。

この時、エギルの店には何故か、リズベッドの姿があった。
理由はエギルに“店を手伝って欲しい”と言われたからだとか……

エギル『これまた大きく取り上げられたもんだな。ハッハッハッ……。』
エギルは今朝の新聞を見て笑い出した。
キリト『絶対引っ越してやる。誰にも見つからなさそうな田舎の層にな。』
キリトはブツブツ言った。
リズベッド『そりゃあんたの自業自得ってとこじゃない?』
リズベッドがアイテム等が入った木箱を抱えながら部屋に入って来た。
リズベッド『秘密にして欲しいって言ってたくせにバラしたんだからね。≪ニヤッ≫』
リズベッドは黒い笑みを浮かべながら言った。

実はリズベッドは、キリトが【二刀流】を保持している事は以前から知っていた。キリトとサチが装備のメンテナンスの為にリズベッド武具店に来た際に聞いたのだ。
その際はキリトから秘密にするように言われたが、当のキリトは、状況でそれを使ってしまったのだ。
リズベッドの言う通り、キリトの自業自得である。

因みにアスナは、朝から<血盟騎士団>本部に出頭しに行
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