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ハイスクールD×D大和の不死鳥
66シトリー戦(赤き龍VS黒き龍final)
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ソーナ・シトリーはもっと必死!?誰が笑うか!この戦いを見て尚、指を指す輩がいるのだとしたら、私が……二天龍や神が許さない!だから……まずは乗り越えて!私を!赤龍帝を!!この赤い鎧に、アナタの覚悟を刻みつけてみろ!!」

なんか、通信機から『いのりのキャラじゃない』とか聞こえてきた……

向かってくる匙を私はーー魔力が込められた拳で殴りつける!はたから見たら、この込められた魔力は過剰のものだと判断されるだろう。だけど私は、その拳で匙を殴りつける
匙の体はみるみる青アザだらけになり、口から血がボタボタと垂れ流していた。
それでも、匙は立ち上がる。何度も立ち向かってくる。愚直なまでに、まっすぐにーー。


「当たり、前だろ……ッ!俺は!お前を超えていくんだッッ!」


匙の叫びとともに放たれた拳は、鎧の中ーー体を突き抜けて、心にまでズドンッと重く響いた。
けれど。

「よく頑張った………あなたの覚悟しっかりと二天龍の赤がもらった」

私の言葉を聞いた匙は笑っていた。そして、匙の体は光に包まれーーこの場から消えた。


『ソーナ・シトリー様の「兵士」一名、リタイヤ』


リタイヤのアナウンスを聞いて、ようやく私は安堵の息を吐いた。

続く
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