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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(5)×赤白龍神皇帝の正体と新人戦優勝の為に四種目出場決定
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頂いく必要もありませんし、相手が了承をするかどうかがまだ分かりません」

「説得には我々も立ち会う」

「ついでに我々も立ち会いますぞ。一真様」

俺の脳裏に浮かんだ人物は、実力も魔法も申し分ないくらい使える人材だから。拒否権は無さそうなのか、十文字家の総領は実はかなり強引な性格だという事を俺らは初めて知る事となった。

「誰でもいいんですか?チームメンバー以外から選んでも?」

「えっ?それはチョッと」

「それは構いませんよ。蒼い翼特別推薦枠の者が選んだのであれば、特例を特例として積み重ねるのと同じです。例外が一つ二つ増えたとしても、我々は指示通りに動くのが我々の仕事です」

「青木副社長・・・・」

真由美が呆れ顔で軽い非難の目を向けたが、青木副社長以下三名は気にしていない様子で見守っていた。

「それでは、1-Eの吉田幹比古と同じく西城レオンハルトを」

「おいっ、織斑!?」

慌てた声で服部が口を挟もうとしたが、鈴音に手振りで制止させる。

「良いだろう。中条」

「は、はいっ!」

過剰反応を見せたあずさにも、克人は全く気にしてない様子を見せていなかった。

「吉田幹比古と西城レオンハルトをここに呼んでくれ。確かその二人は、応援メンバーとは別口で、このホテルに泊まっていたはずだ」

「その通りですので、私がご案内させてもらいます」

豪放で大胆に見えても細部まで知っているのは、正規メンバーでも応援メンバーでもない生徒がこのホテルに宿泊している事がかなり異例だ。事情を知っている者にとっては、知っていても不思議ではない。

「一真君。その人選理由を訊いても構わないかね?」

摩利は人選理由が知りたいがためにまだ納得出来てない部分があったのか、そういう質問をぶつけてきた。

「人選理由は実に簡単な事です。最大の理由は、俺が一年男子メンバーの試合も練習も一切見ていないからですよ。俺は、彼らの得意魔法も魔法特性も何も知らない状態です。試合は明日なので、一から調べては作戦も調整も間に合いません」

「・・・・今の二人なら、良く知っていると言う事か?」

「そうです。吉田と西城の事は、同じクラスであるという事だけでなく良く知っています」

「ふむ・・・・一理ある。調整は他のエンジニアが手伝うとしても、相手の事が分からなければチームプレイは難しいだろう」

思案顔で頷いていた摩利だったが、ここで不意に悪い笑みを浮かべながら聞いてきた。

「それで、最大でない理由は何かね?」

「それは実力であり、ここに主催者である蒼い翼と烈がいますのでここで進言しときますが、俺ら三人が出場する時のルール変更を言っときます」

実力と言う事は、聞かされていたがルール変更につ
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