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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(3)×事故関連の分析結果と七草会長からのカウンセリング
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視線を無くしてもらってから奥に行った。仕切りはあるが、天幕なので布というのは遮音性は無いに等しい。

世界の理を覆す魔法があるからなのか、真由美はチョコチョコという感じで外界から音が遮断された俺的に言う防音結界というフィールドを作り上げた。

「見事な遮音障壁ですな、俺の防音や人払いの結界みたいに」

「そうかしら・・・・?それより早速だけど、今回の件も何者かの妨害工作と思うかしら?」

「そうですね、渡辺先輩の時もでしたが、明らかに第三者からの工作かと思われます。デバイスに細工をしたという証拠も押さえておりましたが、烈によりまだこの事を大会委員会には告げてません」

本来なら中々話を切り出そうとしなくて、いつまでもここにいると二人きりとなってしまうから俺の方から話をするはずが、会長さんから話を始めたので俺らの事については知っている。今回も同じ手口だとすれば、四高の暴挙と説明が付くが立証についてどうすればいいかと思うと、細工現場を捕まえるしかない。

「もうそこまで証拠を抑えているんだ、一真君の考えている通り四高からCADを借りられたとしても、証拠は押さえているなら借りなくとも分かるのか。当校を標的とした妨害工作が行われているとして、目的は何だと思う?遺恨かな?それとも春の一件の報復かな?」

それで悩んでいるなら、こちらからも少しは情報を開示した方がよさそうだ。校内で暗躍していたテロリストを相手の本拠地まで乗り込んで行き、CBと蒼い翼と共に退治した。あの一件の報復だと恐れられているなら、それを打ち消す情報を持っているし今回のテロリストはブランシュではなく無頭竜だと言う事を知っている。知っている情報開示してもいいが、限定的になってしまうが会長さんの心労が減らせるなら言うしかない。

「春の事件とは別口ですよ」

「えっ、何故そう言えるの?」

「開幕前日の夜、と言っても日付は変わりましたが開幕日直前の真夜中に、ホテルへ忍び込もうとした賊がいたんですよ。この事については深雪や真夜も知っていますが、人数は数十人の内、十人は俺が倒してあとの数十人は深夜、真夜、穂波さんらISを展開させた者達によって排除させたのです。どれも拳銃やら小型爆弾を持っていました」

「・・・・初めて知ったけど、やっぱお母さんも知っているのよね。流石秘密主義の四葉家だわ」

「これについてはCBが箝口令を敷いていましたからな、その場に居合わせた俺は賊達を取り押さえる事になりまして。そいつらの素性も少しですが、香港系の犯罪シンジケートらしいと小耳に挟みました。今回の九校戦にちょっかいを出している輩は」

小耳に挟んだ以上の情報を持っているが、会長さんはあくまで学生なのでこれ以上話せない部分もある。俺は学生兼会社員兼軍人でもあるが、軍人枠はCB
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