暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(2)×ミラージ・バットの予選と第三高校の二人について
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から見分けられなければ成り立たない競技となっていますが、真夏の明るい日差しの下で行う競技ではありません。今日一日晴れの場合は第三試合だと、飛行船が日除けのスクリーンを広げる事もあります」

俺も蒼太も言っているが、本来はナイター戦のはずが立体映像自体が選手の身体で投影の光線が遮られて幻像が消えてしまわないように、フィールドを円形に取り囲む照明塔の頂上に設置されている事からも、この競技がナイターを前提としたもんだと理解は出来る。

第二試合が終わったのだが、予定通りほのかとスバルは二人とも予選を勝ち抜いた。俺と蒼太らは、一度ホテルに戻って風間少佐殿からお呼ばれがあったので俺、蒼太、沙紀の三人と一緒にこの前もティータイムとなった客室へ向かった。

「失礼します。織斑一真以下三名、風間少佐殿に呼ばれて参上致しました」

外にいた警備兵が、身元確認を終えてから俺ら三人は入室許可を取ってから入った。そこにいたのは、風間少佐殿以下五名がテーブルの円形にて腰かけてた。俺らが入室後、防音結界と人払いの結界を張って本来の姿となった。黒い戦闘服にサングラスとなり、擬態前の織斑一真少将となった。

「ふうー、一応関係ない者らが聞いている時には風間少佐殿と言わなきゃいけないのが、すごーく面倒だがしょうがないか」

「お疲れ様です織斑少将。今は一真さんだったか、さあさあそこで突っ立ってないで座ってくれたまえ」

「こうやって集まるのは九校戦初日ですね、蒼太に沙紀もこちらに座って下さいな」

座ってから、本来なら酒だが今夜決勝戦なのでまた紅茶で乾杯という事になった。ほのかとスバルもそれぞれの部屋に戻って、サウンドスリーパーで熟睡中のはずだ。ま、俺らはそんなのが無くとも寝れるし、自然に寝れるのがいいからだ。ミラージ・バットに決勝に備えた体力回復は不可欠。選手兼エンジニアの俺だが、やっと選手の出番が終わったのでエンジニアだけど神経を休める事もいいと思ったからな。

「こうして集まるのは、実に九校戦初日振りですな。織斑少将は選手お疲れ様でした、我々も観戦していましたがハンデ有り無しでも充分な力が発揮しましたな」

「そうですね、早撃ちに波乗りと氷柱破壊は各ハンデがありましたがほとんどがエレメンツでしたね」

「俺としてはエレメンツのみにしたかったが、ピラーズ・ブレイクだけは滅と無効化を使ったよ」

「それよりも、織斑少将の邪魔をした事が一番の議題に上がっております。現在国防軍と蒼い翼は、大会委員会に文句を言いましたからな」

「それもそうですが、織斑少将は休まなくてもよろしいので?確かエンジニアでも休まないといけないのでは」

今はエンジニアとして活躍しているが、感覚遮断カプセルを使うはずが俺ら織斑家は使わないのでベッドに横になるはずが
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