24話
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って言うなら、オレ達も少しは対応を変えないとな」
「まっ、いい切欠だな。サーゼクス・ルシファーに対する恨みは殆ど間接的な者だったしな」
「詩乃の事は兎も角……直接何かされた訳じゃないんだ、いい機会だろうな。面白くない喧嘩は早く終わらせるに限る」
(ちょ、ちょっと待って!!!)
なんか……リアスとライザーが結婚したら悪魔側と無法龍が和解できる芽まで出ている始末。……はっきり言って結婚を嫌がっている自分が一方的に悪者にしか見えない。
そもそも、四季にとってサーゼクスを嫌う理由は間接的なものだ。詩乃が関係さえしてなければそれほど引き摺るほどの事では無い。
化け物揃いといわれているサーゼクスの眷属達だが、無限の龍神に順ずる世界三位のカツキングとそのカツキングと互角に戦えるクロスファイアを筆頭にアウトレイジのメンバーも十分に化け物揃いだ。戦い方によっては勝ち目だって有る。
「ちょっと待てよ!」
そんな中で一誠が叫び声を上げる。四季とライザーの二人に敵意を向けているが……
「そっちもか?」
「何が有ったんだ?」
敵意むき出しの一誠を疑問に思って四季がライザーへと問いかけると、先日……レーディングゲームの開催が決まった時の経緯を説明された。
「無謀な話だろ、数の上で三倍の戦力って」
しかも、朱乃は敵側の女王と戦った場合他のライザー眷属との戦いには参戦できず、アーシアは戦力として数えられない。実際に他の眷族と戦うのは木場と小猫と一誠の三人なので最低でも一人で四人は倒す必要が有る……。
「しかも、一誠はライザーの所の兵士に一撃って……八個の兵士の駒が泣くだろ?」
「赤龍帝の籠手と言う大層な神器を持っていても、倍加してもこいつの力じゃたかが知れてるぞ」
哀れみの篭った視線を四季とライザーの二人から同時に向けられると更に憤慨する一誠だが、
「ああ、それと大事な事を忘れるところだった。リアス、10日の準備期間の他にハンデをつける事になった」
「ハンデ、ですって?」
そう言ってライザーから渡されるのは四つの『フェニックスの涙』と呼ばれる回復アイテム。
「そっちはフェニックスの涙を特別に四つ渡されて、こっちは使用しない事になった。ああ、助っ人も一人くらいなら頼んでもいいぞ」
完全に舐められている。そう思わずにはいられないがリアスとしては怒りに任せて口から出そうになる『ハンデなどいらない』と言う言葉を飲み込む。……助っ人に至っては唯一の心当たりがどう考えても非協力的なのだから。
ふと、互いに笑みを浮かべると四季とライザーの間で真紅と紫の炎が相殺しあう。
「前よりも強くなった
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