雷鳴響く
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ている。
「やれやれ、この私が兵隊の相手をすることになろうとはな。悪魔と妖精の戯れもこれにて終劇。
どれどれ、少し遊んでやろうか
三代目妖精の尻尾」
あれがハデスか・・・ずいぶんと余裕そうな顔してやがる。
「来るがよい。マカロフの子らよ」
ハデスはそう言うとマントを翻し戦艦の中へと戻っていく。
「だーー!!てめぇが降りてこい!!」
ナツさんがハデスを見てそう言う。
「偉そうに」
「奴がマスターを・・・」
「あの人をこらしめてやれば、この島から、みんな出てってくれますよね」
「もちろん!!全員追い出してやるんだから」
「そうだぜウェンディ!あれが最後の敵だ」
あいつがこの戦いの全ての原因だ。絶対倒してやるぜ。
「ハッピーたちに頼みがある」
「なーに?」
ナツさんがハッピーたちに話しかける。頼みって・・・おおよそ見当がつくぞ・・・
「この船を探って、動力源みてーのを壊してくれ」
やっぱり、言うと思いました。
「万が一飛んだら大変だもんね、ナツが」
ハッピーにそう言われるとナツさんは恥ずかしそうに顔を赤らめる。この戦艦が動き出したらナツさん戦えませんもんね。
「わかったわ」
「了解〜!」
「そういうことなら任せておけ」
シャルルたちもナツさんのお願いを快く快諾する。
「一応、トロイアをかけておきますよ」
「なら俺も」
ウェンディと俺がナツさんにトロイアをかける。これで準備万端だな。
「そろそろ始めようか。いくぞ!!」
グレイさんは造形魔法で氷の階段を作る。
「おう!!」
俺たちはその階段から戦艦の中へと向かう。
ハッピーたちは船底から中に入るみたいだな。
「あいつは、マスターを凌駕するほどの魔導士、開戦と同時に全力を出すんだ!!」
「はい!!」
「持てる力の全てをぶつけてやる!!」
「後先のことなんて考えてられない!!」
「とにかくあいつを倒してやる!!」
「やっとあいつを殴れんだ!!燃えてきたぞ!!」
俺たちがそれぞれ気合いをいれる。最初にハデスに仕掛けたのはもちろんこの人!!
「ハデスー!!」
ナツさんは手に炎を纏い、ハデスに飛びかかる。
「妖精の尻尾の力を、食らいやがれー!!」
ナツさんは腕に纏った炎をハデスに放つ。
「妖精の尻尾の・・・力?」
ハデスはそれを左手で防いでみせる。だが、
「水竜の鉄拳!!」
その炎の中から俺が現れ、ハデスに鉄拳を放つ。それにより、ハデスの体勢が崩される。
その後ろから、今度はエルザさんとグレイさんがハデスに迫る。
「黒羽・
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