雷鳴響く
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ねばな」
リリーは震えながらも参加するようだ。
「私は、フリードの術式を手伝うために残る」
「私も、ミラ姉とエルフ兄ちゃんのそばにいるね」
レビィとリサーナはフリードたちと共に残るようだ。
「これで決まりだな」
「みんなのことは必ず守る」
「ルーちゃん、気を付けてね」
「大分魔力が回復してきた」
「残る敵はたぶん、ハデスのみ」
「最後の戦いになりそうですね」
「きっちり勝って終わらせます」
「オイラたちだって頑張るぞ!!」
「わかってるわよ」
「僕たちだってやるんだ〜!!」
「エクシード隊、出撃だ」
「いくぞ!!」
「「「「「「「オオッ!!」」」」」」」
ナツたちは悪魔の心臓の戦艦に向かって走り出す。
「ルーシィ。ちょっと待って」
ナツを追いかけるように走り出したルーシィをリサーナが引き止める。
「ずっとナツのそばにいてあげて」
「え?」
「信頼している仲間が近くにいる時、ナツはもっと強くなる」
「・・・うん!」
ルーシィはリサーナに返事をすると、前のナツたちの後を追いかけた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
シリルたちが戦艦に向かっている頃、ウルティアとの死闘を終えたグレイも、同様に戦艦へと向かっていた。
(クソッ・・・目が霞む・・・)
グレイは先の戦いのせいで脇腹から出血していた。それにより、フラフラしていた。
そのグレイは、木に手を当てて立ち止まる。
(もう・・・ダメか・・・)
グレイが崩れ落ちそうになった時、それを通りかかったエルザが支える。
「エルザ・・・」
「大丈夫か?」
「俺は、いつも誰かに助けられてばかりだな」
自嘲ぎみに言うグレイ。そんなグレイにエルザは顔をクイッとしてみせる。
「私も同じだ」
二人の視線の先には、先ほど簡易ベースを出発したナツたちがいた。
「みんな・・・」
「グレイ!!」
「エルザさん!!」
「二人とも無事だったんですね」
そんな二人を見たナツは笑顔でこう言った。
「俺も同じだ」
それを見てグレイも微笑む。こうしてナツ、ルーシィ、ウェンディ、シリル、グレイ、エルザ、ハッピー、シャルル、リリーのメンバーたちは悪魔の心臓の戦艦へと向かった。
シリルside
「まさか七眷属にブルーノート・・・ましてやカミューニまでやられるとは。ここは素直に、マカロフの兵を誉めておこうか」
俺たちがグリモアの戦艦に着くと、ハデスは船の上段から俺たちを見下ろし
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