雷鳴響く
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・」
「みんなぁ・・・」
ようやく簡易ベースに到着したナツがテントの中に入ると、そこではガジル、ミラ、エバーグリーン、エルフマンの4人がキズだらけで寝込んでいた。
外では先ほど、フリードたちによって倒された七眷属の一人、ラスティローズが伸びていた。
「ガジルやミラさんまで・・・」
「私、すぐに治癒魔法で!」
ケガをしているガジルたちを見て、ウェンディは治癒魔法をかけようとする。
「ありがたいけど、この人数よ。無理しないで、ウェンディ」
「それにあんた、今日は魔法使いっぱなしよ。少し休まないと」
「オイラもそう思うよ」
「これ以上はウェンディがあぶなくなっちゃうよ〜」
そんなウェンディをリサーナ、シャルル、ハッピー、セシリーが止める。
「さらにマスターとカナまで負傷か」
「どうなってんだ一体」
フリードとビッグスローがナツたちの運んできたマカロフとカナを見る。
「おまけにシリルは・・・」
「ちょっとレビィ!!」
「あ!」
レビィとリサーナはリリーからシリルが死んだと聞かされていた。そのため、何かを言おうとしたがウェンディがいることに気づき、言葉を飲む。
「ごめんウェンディ」
「いえ。実はですね・・・」
『お!あったあった!』
ウェンディがシリルのことをレビィたちに説明しようとしたら、遠くからこちらに走ってくる人影を発見する。
「お待たせしました!」
その人影はシリルだった。それを見たレビィとリサーナとリリーは・・・
「「きゃああああああ!!」」
「どわああああああ!!」
お化けを見たかのような反応を見せた。
「・・・シリル。これが普通の反応だ」
「わかったか、ベイビー」
「そ・・・そうみたいですね・・・」
あまりの反応にうなだれるシリルを慰めるフリードとビッグスロー。
「何があったかわからんが、とにかく無事でよかった」
「そうだぜ。仲間が無事なら、それが一番だ!!」
リリーとナツがそう言い、シリルの無事を歓迎する。
「それで、これからどうするんですか?」
シリルが今後のことについて質問する。
「グリモアの戦艦がこの東の沖にある。ここを守備と考えて、チームを2つに分けてみたらどうだ?」
「“攻め”のチームと“守り”のチーム」
リリーとレビィがそう言った。
「あの・・・」
そんな中、シリルが一人手をあげる。
「どうした?シリル」
「今は少しでも休みませんか?いきなり攻めに行ってもこんなに疲れてたらまずいと思うんですよ」
シリルは少しでも魔力を回復させるため、休憩を提案した。
「そうだな」
「ああ。休んでいる間に、攻めと守り、それぞれどうするか決めよう」
ビ
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