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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
食料庫の異変
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んねえのか? ほら、あり得ないくらい長い刀を使う冒険者がいただろうに」

「それって……まさか、【秘剣(トランプ)】!?」

「だろうよ」


とりあえず、その二つ名で呼ぶのをやめてもらいたい。今度の神会(デナトゥス)、バルドル様にもうちょっと無難なものを頼みたいな


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落ち着きを取り戻した冒険者達に話を聞いたところ、なんでも奥の方からモンスター達が押し寄せてきたとのこと。
ちなみに、彼らは予想通り全員がLv2の男達だ。
いつものように探索しているこの階層に来たのはいいが、モンスターがほとんど出ないため奥に進んだところ、あのような状況になったのだとか。

「なるほどねぇ……ギルドはこの事を知っているのか?」

「さあな。俺たちの前にもこの階層に来た奴等はいるだろうから、苦情とかきてんじゃねぇのか?」

こんなことならギルドで情報収集しとくんだったぜ、とため息を付いたリーダー格の男。
どうでもいいが、パーティを危険にさらすのはどうかと思うぞ。

「とりあえず、お前らも地上へ戻ってギルドに連絡入れといてくれ」

「あんたはどうすんだ?」

「ンー、そうだな。その奥とやらを見てくるとしようかな」

最近、リヴェリアさんから話を聞いたところだが、もしかすれば何か関係があるのかもしれない。
だが、あの【剣姫】アイズが苦戦、なおかつLv6二人で漸く退かした相手がいるかもしれないのだ。
無理はしない。だが、この奥がどうなってるかは見ておいた方がいい、と俺は思う。

「分かった。俺たちは地上に戻る」

「おう、道中気を付けろよ」

「ああ! それと、助けてくれたこと感謝する」

お前ら行くぞ、とリーダー格の男の合図で他三人も引き返していく。
やがてその姿が見えなくなったことを確認した俺は一人、通路の奥を睨んだ。

「……んじゃ、行きますかね」



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「ほんと、どんどん出てくんなこいつらっ!」


『ヴォオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

神牛(ゴッド・ブル)が唸りをあげて突き進む。
戦車を召喚した俺は、一気に二十四階層を走破しているのだが、出るわ出るわモンスターの群れが。
その度に戦車で引き殺していくのだが、出てきては潰すの単純作業。もう飽きた。

「けど、この先っつったら……食料庫(パントリー)しかないぞ?」

普通の冒険者なら、食料庫(パントリー)いくよりも下の階に進んだ方が早いためあまり行くことはない。
食料庫(パントリー)とは、つまるところモンスターたちの食事の場だ。
当然、生命活動を行うモンスター達も腹は減る。食料庫(パントリー)は ダンジョンがモンスタ
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