決行の時間(2016/05/16 一部修正)
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そうすることで棘と牙が嵐によって巻き上げられた水を纏い、殺センセーにとってこの上ない凶器へと変貌する。ちなみに、外の有希子達がピンポイントで殺センセーを狙えるのは、檻の内側にいる律とリンクしているモバ律のサポートがあるからだ。
檻の内側では俺が牙を、律が棘を放ち殺センセーの体力を奪っている。まぁ、俺の履いている玉璽が炎の試験型玉璽ということもあって、本来の牙より威力が劣り、体力を削ることしかできない訳なんだが……。
念のため説明しておくが、別に専用の玉璽や疑似玉璽が無くても牙や棘を放つことはできるんだぞ。ただ、足や体への負担が半端無いけどな。
ぶっちゃけ、縮地を可能とする瀬田宗次郎の脚力が無かったらできない芸当だ。でなきゃ、遠の昔に足が壊れている。
と、少し話が逸れた。取り敢えず、俺を含む王の攻撃は真の一撃を隠す為のものでしかなかったりする。真の一撃、それは龍之介と速水による精密狙撃。
外でカルマが放った牙によって、水嵐の檻にできた隙間から狙って貰う為、かなり難しくはあるが、それでも龍之介と速水の腕なら十二分にできると思っている。
仮に失敗したとしても、その時はその時で檻の内側にいるメンバーで殺ればいいだけの話だ。それができるくらい殺センセーの体力を削っている訳だし。
そして、ついに外から放たれた本命の一撃。それが殺センセーの頭部に当たるかと思った瞬間、殺センセーの全身が閃光と共に爆ぜ、水嵐の檻はかき消され、檻の内側に居た者は俺を含め海に放り出された。
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