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真・恋姫無双〜中華に響く熱き歌
第9話 DYNAMITEな店主
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曹操一行が店の前を去ってから、1時間程経過し、満足した様子のバサラだが、
「へへっ、なかなかノリがいいじゃねえかお前ら!!まだまだいくぜ!!」
と引き続き歌を歌おうとしたが、凪を始めとする3人や典韋ら従業員が止めようとしたが、店内外の人々や店主にあと一曲とせがまれ、結局ノリノリのバサラが
「よっしゃああああ!!ラスト一曲いくぜええええ!!ミサイルよりも爆発力のあるおれのサウンドを聴きやがれえええ!!!DYNAMITE EXPLOSION!!!」
そう曲名を告げてから曲が流れる。
最初重く低い音が流れたと思ったら、軽快な音が流れる。
そのままの曲調で歌いだすがある程度まで歌うと、熱く激しい曲調になる。
それは、バサラの熱く激しい思い、心、魂を歌うかのようであった。
多くの人は、バサラが歌う詩の意味が分からない部分が多い。
だが、それでも、詩の意味が分からなくても、分かるものがある。
それは、この歌が、この男が、どれだけ熱く激しいか、だ。
多くの人が、それだけが分かればそれでいい。そんな思いでバサラの歌を聴き、夢中になっている。
そして、バサラの歌が終わる頃には、多くの人々がバサラのファンになった。




「あーいいライブだったぜ!!この星のやつらはノリがいいやつばっかだぜ!!」
あれから店内での即興ライブが終わり、店内の人々が名残惜しみながらも、バサラに次はいつ歌を聴けるか聞くと、
「へへ、またおれの歌が聴きたくなったら、いつでも聴かせてやるぜ!!」
そう言った後、皆喜び、店内で食事をするか、帰って行った。
どうにか店内が落ち着きを見せ、その隙に凪たちはバサラを促し店を出ようとしたが、
「よお兄ちゃん。すげ〜盛り上がってたな、おい!!」
中年程度に見える男がバサラに話掛け、それを止める。
「ん?誰だい、あんた?」
「ああ、俺はこの店の店主をやってるもんだ。それよりも兄ちゃん、おめえさんの歌、よかったぜ!
なんせ、おめえさんの歌のおかげで客がわんさか来るし、何よりも、俺がおめえさんと歌に惚れちまったからな!!

「へへっ、そうかい。」
店主の言葉にそっけなく返事をするが、その顔は笑顔である。
「ところで、おめえさんこの街じゃ見ねえ顔だが、よそもんかい?」
「ああ、さっきこの街に来たばかりでさ。」
「じゃあ、宿も決まってないんかい?」
「まあな。そいつはこれから探そうとしてたところさ。」
「なら、今晩うちに泊まってってたらどうだい?金もいらねえからよ。」
「いいのか?」
「なーに、気にするこたあねえさ。おめえさんのおかげで今日は繁盛だったし、何より俺がおめえさんのことを気に入っちまったからな。なんなら、しばらくうちに泊まるといいさ。」
「そうかい。なら、世話になるぜ。」
そう、店主
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