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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天狼樹
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もう!」
「なんで突き刺さってるの〜!!」

ハッピーの顔に刺さった石をシャルルとセシリーはあきれながら引っ張っていた。

「言われた通り、ここを離れた方がいいと思うんですけど・・・」
「う・・・うん・・・だけど・・・」

ルーシィさんはカナさんを見る。そのカナさんの表情は前髪に隠れていたためよくわからなかったが、雰囲気からその表情をおおよそ読み取ることができた。

「行こう。私たちがいたら、ギルダーツとシリルの邪魔になる」
「・・・」

ルーシィはカナに言われ、何も返せなくなる。

「こいつ・・・」

ブルーノートとギルダーツさんは互いを見据えている。

「欲しい・・・この力さえあれば・・・」

カミューニは俺を見て笑みを浮かべている。さっきからこいつなんか変だぞ?

「強ぇ!!俺このケンカ見てー!!」
「行くわよナツ!!」

ナツさんはルーシィさんに引っ張られている。てかウェンディにマスター持たせないでくださいよ!!ウェンディ力ないから大変でしょ!!
ウェンディたちは俺たちから次第に遠ざかっていく。

「大事な試験だった。大人が考えるより多くの感情がガキにはあった」

ギルダーツさんはブルーノートにそう言う。

「明日へ歩き出すガキなりの決意を、てめぇらは踏みにじったんだ!!」

そう言ったギルダーツさんは完全に怒っていた。

「おめぇは俺に言うことねぇのか?」

カミューニはギルダーツさんの言葉を聞き、バカにしたかのように言ってくる、

「必要ないだろ?」
「あ?」

カミューニは予想外の言葉が俺から言われ、心底驚いた顔をする。

「お前はウェンディをキズつけた。そんなお前を、俺が生きて帰らせるわけがねぇ。これから死ぬ奴に、言っておくことなんかねぇよ!!」
「ふ〜ん」

カミューニは別段怒るようすもなく、ただ俺を見つめている。
すると、カミューニはズボンに手を入れる。

「何してんだ?」
「取って置きその1を見せてやるよ」

ブチッ

カミューニは何かを引きちぎり、手をズボンから出す。その手に握られていたのは、テーピングのようなもの。

「ドラゴンフォースに対抗するには、全身を“解放”しないとな」

カミューニはそう言い、服の袖をまくり上げると、腕にも同様にテーピングが巻き付けられていた。カミューニはそれをさっきと同じように引きちぎる。

「さぁ、始めようか。竜の子よ」
「来な」

カミューニはそう言うと一瞬で俺の視界から消える。

「っお!!」

俺は後ろから気配を感じ、そちらを向く。やはりカミューニは俺の後ろにおり、蹴りを入れに来ていた。だが、

バシッ

「!?」
「水竜の砕牙!!」

俺はカミ
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