天狼樹
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凝縮し発射する魔法・・・大脳縦列ぐらいなら通るかもしれないが・・・一体何%の確率だ!?1?0.1?いやもっと低いか?
こいつ・・・どんだけ強運の持ち主なんだ・・・だが・・・)
カミューニは不敵な笑みを浮かべる。
「お前が生きていたおかげで、俺は再びあいつを倒す可能性を手に入れた」
「あいつ?」
カミューニはそういって首をコキコキと動かし集中力を高めていく。
「ここを離れろ」
「何!?」
ギルダーツさんの言葉にナツさんが不機嫌そうに反応する。しかしギルダーツさんはそんなことなど気にもとめず、目の前のブルーノートを睨んでいる。
「こんなに怒ってるギルダーツは初めて見るよ」
「す・・・すごい緊張感・・・」
「ここまで伝わってくるよ〜」
ハッピーたちがギルダーツさんを見てそう言う。
「ウェンディ。ここは俺とギルダーツさんに任せてくれ」
「え?」
俺はこいつに負けた・・・だが、今は違う。この指輪が・・・ウェンディが俺に力を貸してくれてるんだ。だったら俺は負けるはずがない!!
「「行け!!」」
俺とギルダーツさんはカミューニとブルーノートに突っ込む。
それを見たブルーノートはギルダーツさんを地面ごと持ち上げ、さらにはその足場を逆さにした。
「地面が!!」
「ひっくり返った!!」
ルーシィさんとナツさんはそれを見て驚いて叫ぶ。
ギルダーツさんは足場をクラッシュで粉々にし、ブルーノートとギルダーツさんは互いに拳を向け、飛んだ!
二人の拳はぶつかり合い、その衝撃でナツさんたちは吹き飛ばされた。
「来い!!」
「うおおおおお!!」
一方、俺はカミューニに突っ込み、鉄拳を入れに行く。
「そんなもんか!!」
(ニヤッ)
カミューニは俺の鉄拳を避けた後に俺の頭めがけて蹴りを放つ。だが、
「そんなものはもう当たらねぇよ!!」
「なっ!?」
俺はそれを腕で弾き、バランスを失って体勢の崩れたカミューニに鉄拳を打ち込む。
「ぐっ!!」
カミューニは後方に飛ばされるがなんとか着地をする。
ギルダーツさんの方もブルーノートよりも力が上回っていたらしく、押し勝っていた。
「すごい・・・」
「どっちもなんて魔力なの・・・」
「ありがとうシャルル」
「え!?別に庇ってないけど?」
「ていうか大丈夫?」
顔に石のめり込んだハッピーがシャルルになぜかお礼をいったが、それを言われてもシャルルは困惑するだけだった。
「押し負けた?この俺が?」
「俺がついていけない速度だと・・・?やっぱりすげぇぜ、ドラゴンフォース」
ブルーノートは呟き、カミューニは自らの求める力に惚れ惚れしていた。
「抜けないよ・・・」
「まったく
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