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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~
No.24動き出す影
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木ノ葉崩しから一週間がたち里は少しながら平穏を取り戻していた。その里の一角で望遠鏡を除いて鼻の下を伸ばしている男がいた。中忍試験の際ナルトとヒマワリに修行をつけた自来也だ。その自来也に杖をついた男が近づいてきた。
「今更古狸が何の用かのぉ」
「五代目火影にお前が決まった」
「わしの知らん間に勝手に決めおって・・ミナトがおるだろ」
「ミナトは忍としてはやっていけんワシはナルトを押したのだが若さを理由に断られた・・」
「ワシ以上の適任がおるそいつを連れてくる事で手を打ってくれんかのぉ」

「ラーメンおかわり!!」
「私も!!」
「もう無理だってばよ・・・・」
一楽ではナルトとヒナタ、ヒマワリがラーメンを食べていた。最初はヒマワリがボルトのお見舞いに行きお腹がすいたので一楽に向かう途中ヒナタとナルトに出会い一緒に来たのだが、気づけば大食い対決になっていた。ヒナタが十三杯、ヒマワリが十杯目を食べ終えたところでナルトが五杯目半分でリタイヤした。
「やっぱりここに・・なんじゃこの状況は・・・」

「待てそこの二人」
木ノ葉の里の外れの川でアスマと紅が二人の男を引き止めていた。黒い衣に赤い雲模様の服を着ており頭は傘をかぶっており顔は見えない。
「お久しぶりですねアスマさん紅さん」
男の一人が傘をのける。
「お前は・・」
「うちは・・・イタチ・・」
かつて木ノ葉の忍でありサスケの兄であるイタチ、里を抜けたはずなのに里になぜかいる。
「この方々イタチさんの知合いでしたか」
「霧隠れの怪人干柿鬼鮫・・どうやらヤバい奴らと関わってるってのは本当だったんだな・・」

薄暗い洞窟の中、そこに一人の忍が入ってきた。肩には誰か担いでいる。その忍がしばらく進むと目の前に一人の男が現れる。
『帰ってきたようだな小南・・首尾はどうだ?』
「七尾の人柱力フウ・・間違いなく本物よ」
『ならはじめるとするか口寄せの術』
男が口寄せすると大きな像が現れる。
『集合しろ』
男が声をかけると像の指の上に人が現れる。
『鬼鮫とイタチがいねぇな・・どういうことだ?』
『二人は少し用事があるらしいから来ないみたいでね』
『人が祈りしないで来てんのによォ・・』
『飛段、お前の悪趣味な祈りと違ってあの二人はちゃんとした仕事だ』
『ジャシン様への祈りを冒涜すんじゃねーぞ角都!!』
『二人共・・少し黙ってくれないか?』
喧嘩を始める二人をミクトが睨みつける。すると二人はすぐに喧嘩をやめる。
『サソリの旦那あれって・・』
『ああ、ミクトのやつ珍しく怒ってやがる』
『ミクト何かあったのか?』
ミクトは普段笑い以外の表情を表に出さない。昔ふざけてデイダラと飛段がちょっかいをかけたのだが笑って流されている。
『いや少し理論を立てていてね・・あの穢
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