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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico26次元世界を侵すモノ〜Antiquitas Phantasia〜
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、白のテールコートに黒のブーツで、デバイスは両刃剣。騎士服もデバイスもフィレス二尉とおんなじや。
「こちらスノー1。リンドヴルム兵は今どこ?」
準備が整ったところでフィレス二尉が追跡組へと通信を入れる。
『こちらゲイル1。現在、南部アルトセイム地方へ逃走・・・というよりは何かを捜しているような素振りだ』
『こちらアース1。まずい事になった。東部ラッセン地方に別のリンドヴルムチームが現れたぞ』
『こちらフレア1。西部エルセア地方にも新たなリンドヴルムチームが出現したわ。コイツらにも魔法が通じないみたいだわ』
まさかの複数のチームが同時出現。わたしらは顔を見合わせて、「チームを分けよう」おんなじ意見を出した。現在、リンドヴルムはミッドの東部・西部・南部にそれぞれ出現してる。ならこちらも3チームに分かれて対処するしかない。
フィレス二尉もわたしらの意見を聞き入れてくれた。そうゆうわけで早速チーム分け。まずはフィレス二尉をリーダーにした南部担当チーム。
「南部担当リーダーはフィレス。そしてわたしシャル、はやてとリイン、シグナム、そしてすずかね」
「西部担当チームのリーダーは私セレス。そしてアリサ、フェイト、アルフ、ザフィーラ」
「東部担当チームリーダーは私アルテルミナス。ベッキー、なのは、ヴィータ」
『それじゃあわたしとジョンは留守番なの?』
スノー分隊の指揮車に居るアリシアちゃんから通信が入る。戦闘が出来ひんアリシアちゃんと、リンドヴルムに狙われてるジョン君は指揮車の中で待機中や。ホンマならジョン君をリンドヴルム兵の居るミッドにわざわざ連れて来ん方が良かったんやろうけど、わたしらが海鳴市を空けてる最中にシュヴァリエルに見つかりでもしたら大変や。そうゆうわけでちょう危険やけど、ジョン君も現場に連れて来た。
「そういうことね。ま、すずかも一緒なんだから文句は無いでしょ? ジョン」
『うん、シャル。すずかが側に居てくれるなら、僕は大丈夫だよ』
ジョン君を預かることになってから1ヵ月と経って10月直前。ジョン君はもう流暢に喋れるようになったし、すずかちゃんにベッタリってこともなくなった。それでもまぁ、やっぱりすずかちゃんが側に居ると上機嫌や。すずかちゃんも弟感覚みたいで嬉しそうやし。そやけど記憶の方は相変わらずで、自分が何者かもまだ思い出せてへん。
(そんでルシル君は今も・・・眠ったままや・・・)
「よし。では散開。南部担当は私に付いて来て。西部・東部チームは・・・――」
フィレス二尉が空を見上げる。そこには輸送ヘリが2機あって、ゆっくりと着陸した。フィレス二尉に「右が東部行き、左が西部行きだから、各員、間違えずに乗る事」そう言われた各チームのみんなが「はいっ」力強く返
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