暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico26次元世界を侵すモノ〜Antiquitas Phantasia〜
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。とりあえず・・・コイツの持ってる杖をどうにかしないといけないみたい」

シャルちゃんが映像に映るリンドヴルム兵の1人を指差した。その女の人が持ってるんは太陽のレリーフが頭に有る杖や。シャルロッテさんが言うには、その太陽の杖がリンドヴルム兵に“神秘の加護”を与えてるらしい。その所為でリンドヴルム兵の魔法や武装は、一課員の人らより上位の存在になってるとのこと。

「対処法は?」

「えっと・・・。杖先を地面から離せば良いみたい。あの杖の名はオールドー・デ・ソル・・・で、太陽が昇っている時間帯でのみ機能して、杖先を地面に付いているその時だけ持ち主が認めた仲間たちに加護を与えるみたい。神秘を有する武装・神器だね」

シャルちゃんがシャルロッテさんの話を代弁。そのなんとかソルってゆう杖をどうにかさえすればリンドヴルム兵は元の魔導師に戻って、わたしら普通の魔導師でも戦い合えるとの事。

「なるほど。あれが魔法と魔術の違いというわけね。実際に目の当たりにしてようやく理解した。ロストロギアとは別の古代遺失物・神器。面白いじゃない」

シャルロッテさんから教えてもらったのは神秘の話だけやない。神器ってゆう、神秘で形作られた特別な武装があるって話も一緒に聞いた。シュヴァリエルの持つ大剣、“メナス”とかゆうのも神器らしくて、その神器が持つ神秘の所為で単なるデバイスであるシャルちゃんの“キルシュブリューテ”もへし折られた。

――いい? 神器とは打ち合ってはダメ。これも魔法と魔術の関係と同じ。神器は神秘そのものだから、魔法はもちろんデバイス、防護服すら容易く破壊してくる。もう1度言うよ。神器とは打ち合ってはダメ――

シャルロッテさんからの忠告には誰もが頷いた。神秘の怖さは、ルシル君とシュヴァリエルの闘いで嫌というほど教えられたから。

「現代には存在しえないはずの神秘を扱うリンドヴルム、か。それなら話は早い。特戦班。あなた達の手腕に期待するわね。あなた達だけでリンドヴルムを逮捕しなさい。さぁ、行動開始!」

フィレス二尉がパンパンと手を打つ。わたしらは「はいっ!」応えた。これからリンドヴルムと戦ってくんなら、今回の初戦はどうしても負けらへん。

「リイン!」

「はいです、はやてちゃん!」

「「ユニゾン・イン!」」

ユニゾンデバイスとゆうよりはパートナーであるリインとユニゾンしたことで、わたしの準備は完了や。すずかちゃん達もみんなバリアジャケットへ変身。そんで、ルミナ、ベッキー先輩、セレスさんも変身。
ルミナの騎士服は、ビスチェワンピースにショートパンツ、ボレロ、ブーツ。ベッキー先輩のバリアジャケットはまんま巫女服で、デバイスは神楽鈴。ホンマに日本の巫女さんみたいや。セレスさんの騎士服は黒のインナースーツとスラックス
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