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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico26次元世界を侵すモノ〜Antiquitas Phantasia〜
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ィウスとルミナス・プリズミラはっ!」

アールヴヘイムで回収した神器の中で最も強大な物に異変が無いかと確認するべくシュヴァリエルが駆けだす。その2つとは、神造兵装の上位に位置づけられる第38位:天裁と88位:光翼。そのどちらもシュヴァリエルに決定打を与えられるだけの攻撃力を有している。もし、それらがルシリオンの手に渡れば、シュヴァリエルやそれ以下のレーゼフェアとフィヨルツェンにとっても脅威となる。

「――・・・・はぁ。無事だったかよ」

シュヴァリエルはとある蔵へと入り、自身が抱いた不安が杞憂だったと安堵した。そこには月明かりに照らされた素っ裸の少女が2人、四肢を鎖で拘束されて宙に吊るされていた。そして鎖には神器の能力を封じる、レーゼフェア作のお札が何十枚と張られていた。

「コイツらの無事を確認っと。さて。俺も逃げた奴らを追うか」

シュヴァリエルが踵を返す。脱出した神器たちを再回収するために。だが、『待ちなさい』ある通信によって阻止されることになった。

「なんだよ、リアンシェルト。神器王を半殺しにした事についての説教ならもう勘弁だぞ」

空間モニターに映ったのはシュヴァリエル以上の神秘や魔力を有する、“エグリゴリ”・リアンシェルト・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア、またの名を本局員・リアンシェルト・キオン・ヴァスィリーサだった。

†††Sideはやて†††

「――臨時特殊作戦班、現着しました!」

わたしら特戦班のリーダーを任されてるセレス・カローラ一等空士が代表として、機動一課が抱える分隊の1つ、スノー分隊の隊長でセレスさんの実のお姉さんであるフィレス・カローラ二等空尉に敬礼した。次いでわたしらも倣って敬礼。

「御苦労さま、セレス、それにみんなも」

わたしらは今、ミッドチルダへ訪れてる。どうしてシュヴァリエル迎撃班のわたしらが海鳴市を出てミッドに来てるかと言うと、ミッドに魔法が通じへん武器を持ったリンドヴルム兵が現れたという報せを受けたからや。

「来てもらったのは報告通り、魔法が通用しないリンドヴルム兵が現れたからなの。騎士シャルロッテが教えてくれた、神秘なるものの可能性がアリと判断したんだけど・・・。イリス。あなたの内に眠る騎士シャルロッテの見解はどう?」

シャルちゃんにそう訊ねるフィレス二尉がわたしらにある映像を見せた。映し出されたんは男女6人。その人らはデバイスや妙な物を携えてて、一課の人らと交戦。そやけどフィレス二尉の言うように魔法をリンドヴルム兵に撃ってもなんら効果が見られへんかった。それから逃走。今は他の分隊が追跡中やゆうことみたい。

「ちょっと待って」

シャルちゃんが自分の胸に手を添えて目を閉じた。それから1分ほど。シャルちゃんが目を開ける。

「えっと
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