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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
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ら言えば、アイズはOKを出してくれた。
お互い、リヴェリアさんやハーチェスさんに何を言われるか分からないため、黙っていることになったのだが、まぁそれはいいだろう。

「…………」

皆が寝静まった中、俺は一人で考える。
はたして、勝てるのか、と。【剣姫】と並ぶなんて、オラリオでは言われているようだが、何てことはない。
俺は普通ではないのだ。
神から授かったこの力のおかげ。彼女とは根本から違うと言ってもいい。
何の力もない元の俺だったのなら、今頃まだLv1で燻っていたに違いない。
もしかしたら、ということを考えると、つい笑ってしまった。何とも情けない

けど、そんな自分が好きだったりする。エイモンドさんではないが、こな自分も含めて自分。なら、受け入れる。

矛盾しているんじゃないかと、誰かが聞いていればツッコミが入りそうな考えだが、それでいい。
支離滅裂? 結構。ならそれが俺、と答えておこう。

「クク、何を言ってんだか」

とりあえず、明日は早い。
あの【剣姫】との一騎討ち。ここまでこんなこと言っておいてなんだが、楽しみであったりする。
ほんと、いつから戦闘狂になったんだかね、俺は



ーーーーーーーーーー




「……おう、来たか」

約束通りの早朝、アイズは現れた。
俺が指定した場所は俺達が野営している場所から離れた森の中。
といっても、直径十五M程の野営地と同じように木のない開けた場所であるが。

「……式さん、その服装……それに、昨日の刀は?」

アイズの視線は、俺の手に握られた二本の槍に注がれた。

「……あれもあれで本気なんだが……アイズ相手ならこれだと思ってな」

右手に【破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)】、左手には【アレルヤ】を構え、紫の袴を脱ぎインナーと軽装のみとなっている。

「まぁ、そんなことはいいんだ。さっさと始めようぜ」

「……うん、分かった」

ヒュンと腰のサーベルを抜き放ち、正眼に構えるアイズ

「【目覚めよ(テンペスト)】」

そして、アイズの体を風が覆った。
渦巻く風の余波が離れた俺の肌にも感じられた。

「【騎士は徒手にて死せず】」

「【ナイト・オブ・オーナー】」

黒い瘴気が左手に握られた短槍、【アレルヤ】を覆った。
やがて吸収されるようにしてそれが消えると、手に残ったのは赤黒く染まった【アレルヤ】

お互いの戦闘準備が整った。
彼我の距離は五M。

先に動いたのは……俺だった

「シッ!!」

「っ!」

突き出した右手の槍を弾かれる。が、それだけでは終わらない。
弾かれた勢いを利用して、今度は左手の短槍を薙ぐ。
続けざまに放たれた槍の二撃を、アイズはその剣捌
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