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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
青眼の悪魔
第21話
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を知っている様なプレイヤーもいる。
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クラディール『チッ??』
それを見たクラディールは舌打ちした。
実はクラディールは、こういう場面でのデュエルは苦手なのだ。
ーーーー
そしてDUELの文字が弾けると同時に、デュエルが開始された。
クラディールは両手剣ソードスキルWアバランシュWを、対するキリトは片手剣ソードスキルWソニック・リープWを発動して互いに距離を詰めて行く。
クラディール『ふふっ。』
この時、クラディールは勝利の笑みを浮かべた。WアバランシュWは、Wソニック・リープWより威力が上。下手をすれば、キリトはダメージを受ける事になる。
だが、キリトの狙いはクラディールの他にあった。
キリトは愛剣の<エリュシデータ>をクラディールの両手剣の横っ腹に打ち付け、両手剣をへし折った。
いわゆる〈武器破壊〉だ。
ーーーーーーーーーー
『すげ〜、〈武器破壊〉だ。』
『狙っていたのか?』
アスナ『……。』
サチ『……。』
ギャラリーは騒然としていた。アスナもそうだった。
一方のサチは、キリトが勝って当然と言わんばかりの笑みを浮かべていた。
ーーーー
≪カチャンッ??≫
キリトはいつもの癖で、剣を鞘に収めた。
キリト『武器を替えるのなら別に構わないが、どうする?』
キリトはクラディールに聞いた。
クラディール『クウ〜〜〜。』
悔しがったクラディールは、ウインドウを操作して短剣をオブシェクト化した。
クラディール『うおーー??』
クラディールは短剣をキリトに向けて突っ込んでいった。
キリトが剣を抜こうとしたその時…、
≪ガキンッ??≫
クラディール『何っ??』
サチ『……。』
クラディールの短剣が弾かれた。
サチが槍を装備して、短剣を弾いたのだ。これにはクラディールも驚きを隠せない。
この時のサチは暗殺者のような目をしていた。
アスナ『≪ザシャッ??≫』
するとアスナが、クラディールの前に歩み寄った。
アスナ『クラディール。現時刻を以って、あなたを副団長の護衛役を強制的に解任。いいわね?』
アスナはクラディールにこう告げた。
クラディール『そっ、そんな…くっ、仕方ない……』
そう言ったクラディールは、その場を後にした。
ーーーーーーーーーー
アスナ『ゴメンね。こちらの都合に巻き込んで。』
アスナは、キリトとサチに謝った。
キリト『いいんだ。アスナの方はいいのか?』
サチ『ギルドで問題にならないの?』
キリトとサチは許したが、アスナに聞き返した。
アスナ『心配しないで、何とかなるわ。』
アスナはこう返した。
サチ『それじゃあ、早く迷宮区に行かない?』
キリト『そうだな…行こ、アスナ。』
アスナ『ええっ』
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