玉璽の時間・1時間目(2016/05/16 一部加筆修正)
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辺りから王を名乗る資格を得る。お前も王を名乗っていい。石と風を融合させた緋翠の道を走ってるから、今日から岩の王でも名乗れ。あと、A・T」
「お、おう」
俺が手を差し出すと、陽斗はあっさりとA・Tを差し出してきた。流石に悠馬の様に強制的に脱がされるのは嫌だったんだろう。
「……次は烏間先生、あなたです」
「俺もか?」
「ええ。あなたは陽斗と同じ――いや、正確には純粋な石系の道――大地の道を走れる才覚がある上、戦LVに至っては陽斗を凌駕する108です。
疑似玉璽を得る資格は十二分にあります。だから、あなたのA・Tにも陽斗と同じ石の疑似玉璽を組み込みます。石の王を名乗って下さい」
「貰えるというのなら、有難く貰っておこう」
烏間先生は陽斗の時と同じく、自分からA・Tを差し出してきた。こうやって自分から差し出してくれると、こっちとしても助かる。
この後、女子で戦LV98に達していた片岡に棘の正規実用型疑似玉璽を、男子で最強の戦LV120に達していたカルマに牙の正規実用型疑似玉璽を組み込み、この日の俺の仕事は終わってしまった。
ってか、夏休みに入って僅か10日で5人の王が生まれるとは思ってもみなかった。あっ、ちなみにこの時点での有希子の戦LVは136。一体どこのフレイヤ?と思ったのは秘密だったりする。
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