玉璽の時間・1時間目(2016/05/16 一部加筆修正)
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に有希子から30分に渡り正座で説教された。
烏間先生の判断で、俺は今日の教官役から外されることになったが、やはり高LV暴風族組のA・Tに疑似玉璽を組み込む作業だけは、どうしても俺がやっておきたかったので、その点だけはどうにか許可を得た。
「まぁ、そんな訳で俺が寝てる間に律からある程度説明を受けてると思うけど、戦LVの成長率がどこの小烏丸ですか?と問いたくなる様な高LV暴風族組の為、疑似玉璽を作って来たから、今から名前呼ぶ奴は俺の所に来てくれ」
「「「「「「「「「「いやいや、ちょっと待て!!」」」」」」」」」」
「ん?何を待つんだ?」
「いや。本当にちょっと待ってくれ、イッキ。確かに俺達は律からお前の倒れた理由が調子に乗って疑似玉璽を大量開発したからと聞かされてたけど、疑似玉璽を俺達の誰かのA・Tに組み込むなんて話は、全く聞いてないぞ」
「え?マジで?」
「磯貝は嘘なんて言ってないぞ。ってか、俺らの中に所謂王クラスの暴風族がいることに驚きだ」
俺の質問に答えたのは陽斗だった。そうか。律の奴、誰の為に開発してきたか言ってないのか。
「高LV暴風族組のA・Tは通常パーツが技に耐えられなくなりつつあってな。玉璽か疑似玉璽にしなきゃA・Tがすぐに御釈迦になっちまうんだよ。
しかし、玉璽は理由があってまだ渡せない。だから、疑似玉璽を組み込むことにしたんだよ。この疑似玉璽は現時点での玉璽の性能を最大10%減で行使可能なパーツだからな。
そんな訳で高LV暴風族組を王と認め、今からA・Tに疑似玉璽パーツを組み込む。今から疑似玉璽を渡す王を発表するぞ。まずは悠馬!」
「お、俺!?」
「お前の戦LVは現時点で89。名実ともに王を名乗っていいLVだ。今日から風の王を名乗れ。あと、A・Tを貸せ。風の疑似玉璽を組み込むから」
「お、俺なんかが本当に貰っていいのか?」
「俺が駄目と判断していたら、最初から組み込まねぇ。ってか、そのままでいたらその内訓練中にA・Tが空中分解すんぞ。兎に角、さっさとA・Tを寄越せ!」
未だに戸惑っている悠馬に俺は足払いをしてから強制的にA・Tを脱がせ、持って来ていた風の正規実用型疑似玉璽を組み込んでから投げ返した。
「次は陽斗、お前だ」
「俺もか!?」
「お前の戦LV82。大体、戦LV80を超えた
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