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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
破壊と雷撃
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すと、灼熱がかき消される。
「雷よ!!」
その声は紛れもなく雷帝の声。
同時、雷の槍が幾つも飛来する。
『相殺ッ!!』
「わかってるっつうの!!ディザスターヴォルト!!」
三連射で放った雷の槍は、雷の槍と相殺したが、幾つかは逸れてライトの近くに着弾する。
「くっ……!」
コートで爆風と煙を防ぐと、駆ける音が響きわたる。
「ウォオオオオオッ!!」
太刀の状態で、雷帝がソードスキルを放つ。
『避けろ!!』
ゼロが言う前に、ライトは既に行動を起こし、動く。
だが、スピードは少し雷帝が速かった。
細剣ソードスキル『フラッシング・ペネトレイター』。
「ガアッ!」
脇腹をかすり、ライトは転がる。即座に回復魔法で部位破損した脇腹を治し、立ち上がると、雷の槍がまたも殺到する。
「いい加減にしとけよ全く!!」
その槍を、二本の剣で全て弾くと、雷帝自らがライトに襲い掛かる。
「うおっ!」
上段からの斬撃に反応し、二本の剣でガードしたライト。しかし、脇ががら空きだった。
「ラァアアアアッ!!」
ソードスキル光無しの『物理』。
天城流体術『旋空牙』。
その物理加速衝撃は高く、ライトが反応しきれずにダイレクトにそれを食らう。
吹き飛ばされたライトは壁に激突し、地面に膝を付く。
「グフッ……。おいおい、洒落んなんねぇぞ畜生が……!」
単純な物理攻撃にも関わらず、HP残り二割を切っていた。
たった一撃で、物理攻撃で、六割を削られたのだ。
ゲームの常識を最初から越えている『サブゲームマスター』。当初からその能力は全盛期とも言える者だったのだ。故に、伝説となったのも頷けるとライトは思う。
だが、ライトはニヤリと笑う。
それは、彼がまだ『そのスキルしか会得してないから故の余裕』。
「フッフフフ……アハハハハッ」
突然の笑いに、雷帝とゼロはギョッとする。
『ら、ライト……?』
「ああ、悪い。少し可笑しくてな……」
ライトは言うと、黒いベルトの様な物を取り出し、腰に巻く。
それは、スロットが一つしかない『ロストドライバー』だった。
『……何もそこまでしなくても良くね?』
何をするか分かったゼロは、苦笑あるいは呆れ声を出して言う。
「ま、大出血サービスと言うことで手ぇ打ってくれ」
『……程々にねー』
一方的に通話を切ったゼロに苦笑して、ガイアメモリを手に取る。
TSガイアメモリ、正式名称『タイプソードアートガアイメモリ』。
ライトとリンが変身するW・仮面ライダーRに変身するためのアイテムだ。
補足だが、従来のT1ガイアメモリも使える。
『ソルブレイブ!』
スタートアップスイッチを押したライトが、いぶかしげにガイアメモリを見る。
「……あのやろう、二つのメモリを混合させたな……?」
溜め息を付くと、雷帝
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