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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
ウダイオス!……のその前に
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の後はどうする、フィン?」

「ンー、そろそろ帰ろうか? 今回はお遊びみたいなものだし、ここで長居して、帰りの道でダラダラと手を煩うのま面倒だ。リヴェリア、君の意見は?」

【ロキ・ファミリア】の最高戦力である第一級冒険者達五名。それにサポーターを含めた七名が迷宮探索に臨んでいた。
といっても、先程の会話どおり今回のは『お遊び』。多くの冒険者が未踏のこの深層においてもお遊びと豪語できるほど彼らの実力は桁違いなのだ。

まぁ、要するに気のあった仲間内で行う暇潰しだ。


「団長の指示なら従うさ。……お前達、撤収するぞ!」

超然とした風格を持つエルフ、リヴェリアが声を飛ばす。
アマゾネスの姉妹が了解の意を示し、アイズは腐りかけたジャガ丸くんを見て落ち込んだ様子を見せる。
食糧の保存状態が整っていないと、こういうことはよくあるのだ

「それにしてもさぁ、もし今頃ベートが一緒に来てたら、絶体やかましいことになってたよね〜。あのええかっこしい、アイズの前では途端にはり切っちゃうんだもん!」

「あの宴会の後、酔いが醒めた後にそれとなくアイズに拒絶されたことを伝えたら、凄い勢いでへこんでたわよ」

「うっわァー!? 超見たかったー! 何で教えてくれなかったのティオネ〜!」

撤収といっても、戦闘はアイズの独壇場。魔石の回収はサポーターの二人の仕事。やることなどほとんどないのだ。
そわな中、ジャガ丸くんから顔をあげたアイズが波紋を投じた。

「……フィン、リヴェリア。私だけまだ残らせてほしい」

名前を呼ばれたフィンは少し目を見開き、リヴェリアは顔色を変えずに片目を瞑った。
ぎょっ、として動きを止めるティオナとティオネに構わず続ける

「食糧も別けてくれなくていい。みんなには迷惑をかけないから。お願い」

「ちょ、ちょっと〜! アイズ、そんなこと言う時点であたし達に迷惑かけてる! こんなところにアイズ取り残していったら、あたし達ずっと心配してるようだよ!」

「私もティオナと同じ。いくらモンスターのLvが低くても、深層に仲間一人を放り出す真似なんてできないわ。危険よ」

二人の意見に、アイズは何も言い返せない。
そりゃそうだ。彼女らのいってることの方が正しいのだから

「何でアイズはそんなに戦いたがるの? アイズはすっごく別嬪なのに、もったいないよ〜。もうちょっと女の子しようよ〜。アマゾネスのあたしの方がお洒落でどうするのよぉー」

「私は……そういうのは、いいよ」

「なんでぇ? 強い雄……お気に入りの男とか見繕わないの? アイズのその綺麗な顔は飾りなの?」

「あんた、自分でもしないことを押し付けるのは止めなさい」

押し黙っ
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