58パーティー
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◇ヤマト
俺はグレモリー城の客間でスーツ姿で待機していた。
「ヤマトさんお待たせしました。」
「ヤマトさん、お待たせしました」
振り向くとドレスに着替えたリアス達がやって来た。
朱乃も西洋ドレス、アーシア、ゼノヴィア、小猫、いのり、真名、祭の六人もドレスを着ていた
ただ1つ、ギャスパーは・・・。
「なぜ…ギャーもなんだ?」
「だ、だって、ドレス着たかったんだもん」
女装癖もここまでくれば大したものだ。
ソーナさんもドレス姿でやって来て、しばらくすると執事がこう言ってきた。
「タンニーン様とそのご眷属の方々がいらっしゃいました」
庭に出てみると、タンニーンと同じサイズのドラゴンが十体もいた
「約束通り来たぞ、 楪ヤマト殿」
「よろしく頼む」
皆はタンニーンを含めたドラゴン達の背中に乗り、会場となる場所へ向かっていった
◇いのり
「・・・疲れた」
パーティ会場に着き、上級悪魔達との挨拶を終えた私、アーシア、ギャスパー、真名、祭はフロアの隅っこにある椅子に座り込んでいる。
ヤマトはあちこち飛んでこういう席は経験があるみたい
「お、お久しぶりですわね、赤龍帝」
「うん。久しぶり、レイヴェル・フェニックス」
近づいて来たのはーー部長の元婚約相手ライザー・フェニックスの妹のレイヴェルだった。
「は、はい。覚えていたのですか?」
「まあ………ね。ライザーはどうなってる?」
「塞ぎこんでおりますわ……少々、トラウマ気味ですが、まぁいい薬かと」
「なかなか厳しいな」
「身内は過小評価しやすい、というやつですわ」
「成程」
「まぁ、今は眷属ではありません。お母さまの未使用の駒とトレードしましたので、実質上フリーの眷属ということですわ」
「なるほど……トレード」
「ええ、所で赤龍帝」
「名前で呼んで?」
「お、お名前で呼んでもよろしいのですか!?」
うん?……なんか、目をキラキラさせている?
「こ、こほん。で、では、遠慮なく……いのり様と呼んで差し上げてよ」
「様付けは……」
「これは大事なことなので、気にしないでください!」
後ろでは真名がクスクスと笑っていた。
私は、小猫ちゃんが駆け足でパーティ会場から出ようとしている姿を捉えてた。
ーーさあ、行こうか。
「ごめん、レイヴェル。用ができたから…」
レイヴェルの挨拶を聞かずその場を離れ小猫ちゃんを追う。
「いのりさん!」
エレベーターで降りようとするとリアスさんが乗り込んでくる。
「なに?私急いでる…」
「小猫のことよね?これは私の責任でもあるの。お願い一緒に生かせて。
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