火竜vs.炎神
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セシリーはコクンッとリリーの言葉にうなずく。
ゼレフ・・・一体、なんでこの島にゼレフ・・・
第三者side
その頃、天狼島に降り立ったこの男は、辺りを見回していた。
「あっちだとミラジェーンがアズマに負けて、こっちだとエルフマンがラスティローズに負けたか。七眷属に負けるようじゃあ、大したことねぇな、妖精も」
カミューニは水色に変わっている瞳を使い、戦況を眺めている。
「しかし、ザンクロウがナツに負けるとぁな。まぁいい。先に火竜をぶっとばして、その後にあいつの魔法を手に入れればそれで・・・」
カミューニは瞳の色を黒く戻し、自分の探し求める者への道を歩き始めた。
しばらくすると・・・シリルside
「終わりました!!」
「これで大丈夫なはず」
俺とウェンディはナツさんのマフラーを元に戻し、治癒の魔法をかけた。マスターの言った通り、ナツさんのマフラーを元通りにしたら、簡単に治癒をすることができた。よかった〜!
「あれ?なんかナツさんの服がいつもと違うような・・・」
マフラーが黒かった時は気づかなかったけど、ナツさんの服が白くなってる・・・いつもは黒かったような・・・
「あい!マフラーが黒くなったから、上着をひっくり返してたんだよ」
「まさか・・・コーディネートに気を使ってたのか!?」
「らしいよ〜」
「い・・・意外ね・・・」
ハッピーとセシリーからナツさんがファッションに気を使ってたことを聞いたリリーとシャルルは驚いていた。
「じゃあ、マフラーも元に戻ったから、表に返していいよね」
「あい!!」
俺たちはナツさんの服を脱がし、表に返して着せる。うん・・・やっぱりこの方がしっくりくるな。
「シリル、魔力は大丈夫?」
ウェンディが心配そうに質問してくる。さっきまでのナツさんの戦いの間に回復したし、ウェンディにケガも治してもらったから万全だな。
「もちろん!!ウェンディは?」
「私も平気。私たちしかみんなを治せる人がいないから、気を付けようね」
「だね」
俺とウェンディは視線を合わせてうなずく。俺たちが魔力切れを起こしたら、誰も治癒できる人がいなくなる。気を付けないと。
「いっててて・・・はっ!!」
俺たちが話していると、気を失っていたナツさんが目を覚まし、上体を起こす。
「ナツさん!!」
「ナツー!!」
「ナツくん!!」
「やっと起きた!!」
俺たちは目覚めたナツさんを見て喜ぶ。本
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