火竜vs.炎神
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「いてててて・・・」
「いたいよ〜・・・」
「くそっ・・・魔力さえ残っていれば・・・」
「ううっ・・・」
「なんなのよもう・・・」
「なんつう威力なんだ・・・」
俺たちは森の中へと落ちたのだが、木がクッションになってくれたおかげて助かったみたいだ・・・俺は起き上がって周りを見る。
「ここは・・・どこだ?」
「わかんない・・・けど、ナツさんとははぐれちゃったみたい」
俺の問いにウェンディが腕を押さえながら答える。
「とりあえず、ナツを探さない?」
「だな。俺たちだけでいては、敵と遭遇したときに厄介だ」
「頼みのリリーは変身できないし、シリルも最初のライオンたちとの戦いで消耗してるからね〜」
シャルル、リリー、セシリーがそう言う。確かにそうだな。大分魔力も回復してきたけど、万全とは言える状態じゃない。それに、ナツさんが苦戦する相手・・・それも、あと6人もいるんだ。
俺たちだけでいてはダメだな。
「よし!!じゃあナツさんを探すぞ!!」
「あいさー!!」
俺たちはそういって、ナツさんを探すために歩き出した。
「こっちから、ナツさんの匂いがする!」
「あのザンクロウって奴の匂いも混ざってるな」
俺とウェンディはナツさんの匂いを頼りに森の中を歩いている。ザンクロウの匂いもするってことは、もしかして二人は対戦中か?ナツさん・・・大丈夫かな?
「クンクン・・・あれ?」
「どうしたの〜?シリル〜」
俺は匂いを嗅いでいると、もう一人、ナツさんとザンクロウ以外の匂いも混ざってくる。この匂いって・・・
「マスター!?」
「え!?クンクン・・・本当だ!!かすかにだけど、マスターの匂いもする!!」
ナツさんとザンクロウの匂いにマスターの匂いも混じってる。もしかして、三人は同じ場所にいるんじゃないのか?
「近いぞ!!」
「うん!!みんな、急ごう!!」
「あい!!」
「わかったわ」
「了解〜!!」
「いくぞ!!」
俺たちは三人の匂いのする方へと急ぐ。ナツさん・・・ザンクロウって奴を、絶対倒してくださいよ。
しばらく歩くと、俺たちはナツさんとマスター、それに、悪魔の心臓のザンクロウを発見した。だが、三人とも倒れ、意識がないように見える。
「ナツー!!」
「ナツさん!!」
「マスター!!」
「大丈夫ですか!?」
俺たちはナツさんとマスターの方へと駆けていく。二人を抱き起こすと、ナツ
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