第五章
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「出来ることは出来るな」
「そうだな、あの人みたいになるか」
夏男はここでまた老人のことを思い出した。
「年寄りになっても強いままでいるか」
「そうなれよ」
「あの人に対して思うことが出来たらな」
「そうするぜ」
夏男は仲間達に笑顔で応えた、そしてボクシングを続け老人のところにも時々通った。そうして若さだけではないことをさらに知っていった。
老いても 完
2014・11・24
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