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異世界系暗殺者
期末の時間(2016/03/30 一部修正)
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過ぎだろ。(笑)

……さて、英語の次は理科のテストだ。五英傑(笑)のキモ眼鏡が杖から電撃を放ち、理科問スターの鎧を剥いでいるが、頭部の兜だけは外せずにいる。ちなみに俺はというと―――


Get(集え) Together()!アトモスフィアMAX!!」


理科問スターをワイヤーで拘束し、雷の玉璽(レガリア)の機能を使って、鎧ごと丸焦げにしていた。拘束を解除すると、理科問スターから鎧と兜が一気に剥がれ、中身は絶命している。……容赦無さ過ぎたかな?

ってか、理科戦でのうちのクラスは奥田さんと律が凄いことになってるな。問スターの方から鎧と兜を脱ぎ捨て、全てを曝け出してるぞ。しかも、奥田さん達を肩に乗せて乙女走りを披露する始末。一体何をすれば問スターがああなる?

………理科の次は社会だ。相手は2本腕に4本足、顔面が戦車砲台になっている問スターだな。そいつが俺に向かって砲撃して来ようとするが―――


「俺を仕留めたきゃ、マクロスでも持って来いやッ!!」


轟きの玉璽(レガリア)の機能と無限の空(インフィニティ・アトモスフィア)無限の轍(インフィニティ・フェイラー)を使って、砲弾を砲身内で押し戻し、ほぼ自爆に近い形で撃破。

周りを見てみると、うちのクラスでは悠馬1人が危なかったと言いつつ、社会問スターに余裕勝ちしている。その悠馬の近くには、最初に俺達に絡んで来ていた五英傑(笑)の眼鏡が、社会問スターの攻撃をモロ喰らいしてクレーターに埋もれている。

流石、五英傑(笑)。どの教科でも俺に最高の笑いを提供してくれる道化だ。まぁ、自分から英傑を名乗っている点がマイナスなので、俺の中の道化としての評価は±0だけどな。

社会の次は国語戦だ。国語戦の問スターは武者ということもあり、A・Tを使わず俺だけ太刀を使う形で勝負を挑んだ。


「有希子。俺達で国語は同率1位を目指すぞ」
「うん」


有希子にそう告げ終えた俺は、縮地と天剣の抜刀術を組み合わせた奥義、瞬天殺を使って一瞬の内に国語問スターを斬り伏せた。

有希子の方も見事な薙刀捌きで国語問スターを容赦なく斬り刻んでいる。あっ!今、国語問スターが命乞いしそうになったのを無視して頭をかち割った。


「ふふ、思った以上にやるね。顔だけでなく、言葉や立ち居振る舞いも美しい!だが、全てを制する総合力が無くては勝利することなど、夢のまた夢だ」


有希子から少し離れた所で五英傑(笑)のウルフヘアーが何かを語っている。ってか、その程度の問スターに苦戦する実力の奴が余裕かまして喋ってんじゃねぇよ。口動かす前に頭と手を動かせ。

そして、試験最終日に残ったのは五教科最後の数学戦。ここで俺は初めて五英傑(笑)の最後の1人に会った。

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