暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
97話:預言
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た預言と似ている。そして『破壊者』というのには、もう危機馴染みがある。そしてそこから『黒き野望』、世界の『破滅の道』となると……
「まさか―――」
「そのまさか、やと思うで」
「少なくとも彼女のこの預言を聞いて解釈しようとした人物達によると、この預言は先程の預言のすぐ後に起きることではないか、という話だ」
「そして『破壊者』は―――おそらく門寺三佐、『黒き野望』は―――大ショッカー=c」
つまり―――
「大ショッカーによる、世界の―――全次元世界の危機」
フェイトの呟きに、はやてとクロノ、カリムがしっかりと頷いた。それを見てフェイトの考えが当たりだという事が分かり、なのはとフェイトは目を見開いた状態で顔を見合わせた。
少し時間が経ち、日はもうとっくに沈み、星々が煌めく夜空が広がる時間帯。
この頃にはもう、あの三人は帰ってきているだろうな。と士が今日の仕事を全てこなして体を休めていた時、突然通信が入った。モニターに映る名前は―――八神はやて。
こんな夜中に、何事かと思いながら、通話を開始するボタンを押す。
「とりあえずお帰り、はやて。報告書ならとっくに書ききって、お前のデスクの方に提出してあるぞ。他になんかあるか?」
『………』
モニターに映ったはやての姿は、なんだか暗いというのが第一印象だった。というか、部屋自体暗い。明かりを付けていないようだ。
士は溜息をついてそのことを指摘したが、はやては黙りこくったまま。未だに口を開こうともしない。
「…なんだよ、要件があったんじゃないのか? 俺は仕事終わらせたから、何もないなら先に―――」
『あんな、士君』
「……なんだよ?」
ようやく口を開いた思えば、声のトーンもいつもより低い。俯かせていた表情も、上げてみればあまりいいものではなかった。
早く要件を言う様に急かした士だったが、はやてが再び黙ってしまっても今度は何も言わずに、はやてが喋り始めるのを待ち続けた。
『―――私のやり方って、間違ってたんやろか?』
はやての口から飛び出したのは、唐突な質問だった。しかし彼女の表情からは、からかうつもりもなく、ましてや何かを誤魔化す為でもない、彼女の本心から出た言葉だという事が分かった。
それを聞いた士は、先程よりも深く長いため息をついた後、その質問に答えるべく口を開いた。
「どうした、熱でもあるのか? お前、いつもの軽口はどうした、子狸らしい人をだますような感じはどうした?」
『…私って、そんななんかなぁ?』
「おいちょっと待て、今のは冗談だぞ真に受けるな。てかお前本
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