暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
97話:預言
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とディエンドの戦闘を眺めながら、思考をひと段落させた。
ふと画面に見える時計が目に入る。時間としては、そろそろあの五人での話し合いが終わっている頃だろうと推測した後、士はあの預言≠思い出していた。
所変わって聖王教会本部の、カリムの部屋。
そこには六課の隊長二人と部隊長、この部屋の主のカリム・グラシアに本局提督クロノ・ハラオウンの姿があった。
そこではクロノとカリムによって、六課設立の理由が話されていた。
なのはとフェイトが今まで知らなかった三提督の存在と、カリムの保有するレアスキル―――『預言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)』、そして彼女の能力によって預言された『管理局地上本部の壊滅及び管理局システムの崩壊』。
三提督の話やカリムのレアスキルに関しては、事実である為受け入れることは難しくなかった。しかしそのレアスキルで出た『管理局崩壊の危機』は、想像するのが難しいものだった。
しかしカリムのこの預言内容の的中率は100%というだけに、それだけの危機が迫ってきているということだろう。更に言えば最近になって本格的に動き出したスカリエッティと頻繁になってきたレリック絡みの事件。それらも照らし合わせれば、預言が当たる日もそう遠くないと考えていいだろう。
こうしてこれからの事についても、クロノとカリムを交えて話し合った三人。それらはすんなりと決まり、これ以上の警戒としっかりとした対応をしていくこととなった。
そして今日はお開き―――となる訳ではなく、
「それで…六課に士君がいる理由っていうのは…?」
五人での会合がひと段落したところで、なのはがそう切り出した。
六課からヘリでこちらに向かう際、はやては確かに「六課とは別の理由」があると言っていた。しかし先程までの話では、士は一切関与していない。
はやての真意を確かめるべく放たれたなのはの言葉を聞いた三人は、先程預言の話をするときと同じぐらい険しい表情をした。そしてカリムは再び己のレアスキルを発動して、一つの預言書を前に掲げる。
「―――『欲望と結晶が交わる戦場で、破壊者が真のそれへと近づくとき、黒き野望が遂に動き出す。戦渦の最中彼を支える両翼は焼け焦げ、切られ、破壊者は地に落ちる。地に伏した彼の者達と共に、世界は破滅の道を辿るだろう』……この預言には、こう書かれています」
また預言書…と思っていた最中、その内容を聞いたなのはとフェイトは目を大きく見開いた。
二人が気になったであろう単語は、『欲望と結晶が交わる戦場』、『破壊者』、『黒き野望』、そして『破滅の道』。
最初の一つは、始めに話してい
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