暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
97話:預言
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と要望が来て、はやてとフェイトは無言で頷いた。


「スバル、キャロ、取りあえず落ちつこか。離れて休め」
「「は、はい…」」
「それから―――己はいつまで笑っとんじゃい!」
「ギャブスッ!?」


 スバルとキャロに指示を出した後、床に手を打ち付けている士に向けて、何処からか取り出したハリセンを振り抜くはやて。ただの紙素材にしてはかなりいい音が響き、士は本来ハリセンで受けるそれを超えるダメージを受け、静かに床と熱い接吻をする。
 その間にフェイトはヴィヴィオの足元に落ちているウサギの人形を拾い、それを使ってヴィヴィオに話しかける。その手腕はまさに達人の域、後ろから様子を眺めるフォワード陣はその手際の良さとフェイトの放つオーラに驚いていた。


「―――で、士君はなんでそんな笑っとったん?」
「い、否だってさ…普通では見られないなのはの様子が見られるんだぜ、しかもそれが面白おかしいもんだったら…流石にわら―――」
「その前にヴィヴィオが泣き止むように努力せんかい!」
「アベシッ!」


 と、その傍らではやてと士のやり取りが行われていたが、それは無視する方向で決定したフォワード陣は、取りあえず三人のやり取りの成り行きを見守ることに。


「―――だからいい子で待ってよ、ね?」
「うん……」
「ありがとね、ヴィヴィオ。ちょっとお出かけしてくるだけだから」
「………うん…」


 フォワード陣が見守る中、遂にフェイトの見事な手腕によりヴィヴィオはなのはを解放、その後の相手をライトニング分隊の二人がすることになった。
 そして無事解放されたなのはは、はやてとフェイトと共に聖王教会の方へとヘリで行くことになったのだが……


「あれ、はやてちゃん。士君はいいの?」


 なのははこの場にいなければならないであろう人物がいないことに気づいた。フェイトもなのはの指摘で気づいたのだが、はやては手を横に振って「いらん、いらん」と答えた。


「聖王教会で話すことは、士君にはもう話してあるから」
「「え…?」」
「実はな…士君にも関係する重要な話が、六課設立の理由とは別にあるんや」


 それについても教会に着いたら話すと言い、はやてはヘリパイロットのヴァイスへ離陸の指示をした。
























 さて、六課に残った士だが、やはり彼がするのは仕事ばかり。やることは変わらない。
 先日の報告書の残り、その他の自分がやるべき仕事、そして何故か押し付けられてしまったはやての仕事を少々。

 こういう仕事に関する事については士は苦労人であるが、彼も彼女達の負担が少しでも減るならと納得して仕事をしている。まぁ今回のや
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