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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
青眼の悪魔
第20話
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服装は第6話の部屋着と似た格好)。
そしてキリトは、ウインドウを操作して<ラグー・ラビットの肉>をオブジェクト化した。
アスナ『ヘェ〜、これが噂の……それで、メニューはどうする?』
キリト『それじゃあ、シェフのお任せで。』
アスナ『了解、それじゃあシチューにするね。サチも手伝ってくれるかしら?』
サチ『ええっ、勿論。』
っと言った訳で、サチも料理を手伝う事となった。
そして十数分後、メニューが出来た。アスナが作ったメインのビーフシチューに、サチが作った色合い豊かなマカロニサラダとハーブの香りがするお茶。
アスナ『サチって、以外と料理出来るんだ。キリト君に毎日、お弁当を作ってあげているだけの事はあるわね。』
サチ『嫌々、アスナさんに比べたらまだまだです。』
アスナはサチの料理の腕を称賛したが、サチはまだまだだと言った。
アスナ『あらあら、そんな事を言っていると、キリト君は私が奪っちゃうわよ。≪ボソッ≫』
サチ『??』
アスナの言葉を聞いたサチは驚いた。
実はアスナ、第14話の圏内事件の一件以来、キリトに好意を抱くようになり、隙あらばサチからキリトを奪おうと企む程にキリトに好意を寄せている。
サチ『(どうしよう…またライバルが増えちゃった。でも、肝心のキリトは鈍感だから、まだ大丈夫か。)』
サチは心の中でこう呟いた、しかも最後には開き直っている。
サチが知る限りで、恋敵はシリカ,リズベッド。更にそれにアスナが加わったのだ。アスナは<血盟騎士団>の副団長で、SAOで5本の指に入る程の美少女で、しかもサチ以上に料理が出来る。サチにとって最大の恋敵になるのは間違いない。
と、そんなこんながありながら、3人は無事に食事を済ませた。
アスナ『はぁ…、今迄生き残っていて良かったわね。』
キリト『ああ、そうだな。』
サチ『ええ。』
アスナの言葉に、キリトとサチはうなづいた。味や香り等は、データによって生み出された架空のものにすぎないが、今の3人にとって、そんな事はどうでもよかった。
自分達の要求が満された感じでいられたからだ。
ーーーー
3人がお茶を啜った後、アスナが口を開いた。
アスナ『そういえば貴方達、他に友達いないの?折角VRMMOをプレイしているんだし、もっと友達を作ったらいいのに。』
キリト『仕方ないさ、俺達は元ベータテスターだから。』
サチ『そうだって……。』
アスナの言葉に、2人は無理もないという様な顔を浮かべた。
それもそうだろう。元ベータテスターはSAOのプレイヤーから嫌われている。
例外はサチ程度だが、それ以外は嫌われ者同然だ。無論、キリトもその1人。
その為、元ベータはソロ(1人)で攻略しているプレイヤーがほとんどだが、その大半はモンスターとの戦闘で犠牲となっている。
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