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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
進撃のマカロフ
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そこには、メルディの言う通り、天狼島が見えてきていた。

「ふ〜ん・・・あれがねぇ・・・」
「え!?」

カミューニが呟き、ウルティアは何かに驚く。
ウルティアが驚いたのは、何かが巨大化していたからであった。

「ありゃあなんだい?」

ザンクロウがそう言う。その大きくなっているのは、妖精の尻尾(フェアリーテイル)三代目マスター、マカロフ。

「巨人・・・?」
「ウーウェ・・・」
「マジかよ・・・」
「でかい」
「久々に見たな。巨人化(ジャイアント)

巨人となったマカロフを見て、ウルティアたちは驚く。

「ふっ、マカロフ」

しかし、それを見たハデスは、どことなく楽しそうだった。

「消えろ!!」

マカロフは目を光らせ、悪魔の心臓(グリモアハート)の戦艦を見据える。

「ここから先へは行かせんぞ!!」

マカロフは悪魔の心臓(グリモアハート)の戦艦を殴る。

「フヌゥゥ!!」
「ぐお!!」
「ウーウェ!!」
「右舷大破!!」
「強化装甲がいとも簡単に!!)
「なんてことだ!!」

攻撃を受けた戦艦の中では、兵隊たちが慌てていた。
マカロフは今度は左手で戦艦に攻撃する。

「速度を上げろ!!」

しかし、その攻撃は交わされてしまう。

「魔導集束砲ジュピター」

ハデスの指示により、戦艦はマカロフに大砲を向ける。
その大砲から、黒い光線がマカロフを襲いかかろうとする。

「ぬぅぅぅぅ!!」

しかしマカロフはそれを腕で受け止めてしまう。

「ほう」
「かあっ!!」

マカロフは右足を蹴り上げ、戦艦はそれにより大破してしまう。

「船が・・・」
「なんて奴だ!!」
「これがマカロフ!!」

崩れ始める船を見て、戦闘員たちはそう言う。

「ウルティア」
「は!時のアーク、レストア」

ウルティアの言葉と同時に、破壊された悪魔の心臓(グリモアハート)の戦艦は元通りに回復する。

「カプリコ、全員をあの島に連れていけ」
「ハデス様は?」
「私はマカロフを片付けよう」
「了解」
「俺もいいや。あとから適当に行くから」
「わかりました」

カプリコが手を叩くと、その場にいたカプリコとハデス、そしてカミューニ以外の人間が姿を消す。
残ったカプリコは、ジェット付きのハンググライダーで戦艦から島へと飛んでいく。しかし、マカロフはそれを見逃さなかった。

「どこへ逃げても無駄じゃ!!」

マカロフはそう言い、両手に光を溜め始める。

妖精の尻尾(フェアリーテイル)、審判のしきたりにより、貴様らに三つ数えるまでの猶予を与える」

マカロフの両手の光が、次第に大きくなっていく。

「術者
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