暁 〜小説投稿サイト〜
とある愚者の転生記
リリカルなのは編
第七話 のび太、お前転生者か?
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てだけだった。

 で、たまたますずかとのスケジュールがあわなかったので、リニスと2人、結界の中で魔法の修行をしていたら通りかかったアリサにばれた。リニスのネコミミもすぐばれた。

 原作「A’s」の中で結界に取り残されたことからわかるように、アリサにもリンカーコアがあった。後でわかったけど、もちろんすずかにもあった。ランクは両者ともC。恐らく原作には描かれてないが、ランクが低かったので管理局に誘われなかったか、誘われたが断ったのだろう。両者とも旧い家の人間だしね。

 閑話休題。

 もうなし崩しにすずかに総てばれ、アリサにも念がばれ、忍さんにもばれた。
 ちなみに高町家にはばらさないように徹底した。
 ばらしたら総てから手を引くことも踏まえて徹底した。
 なので、恭也さんにも誘拐事件後の話し以上のことは伝わっていない、はず。

 で、結局、すずかとアリサが念と魔法の修行仲間になった。
 忍さんも最初は混ざろうとしたが、リンカーコアが無かったので魔法が使えないことと、デバイスという、より興味を引く分野を知り、デバイス制作に舵を取った。



 そしてすぐに暴走した。
 もちろんリニスも一緒に………。



 「夜の一族」の優れた知性と資産をつぎ込んで二月くらいでデバイス試作壱号は完成した。
 現在の技術では、プログラム容量の関係で最大3種類しか魔法を登録できなかった。それをカード型のプログラムメモリを3枚搭載する方法で、カードを入れ替えることによって魔法を変更可能にした。形状を待機状態から変更する技術はないが、掌に収まる程度の大きさにまで絞り込んだ本体。ちなみに完成品の見かけはまんまスマホである。

 試作壱号のできることは、バリアジャケットの登録・精製。カード型プログラムによる3種だけの魔法の使用。
 次元世界に存在するデバイスとは比べられるべきもない低能力のストレージデバイスだが、魔法も存在しない世界でリニスに教えを乞うたとはいえ作り上げるとはまさにチートである。


 そんな感じでデバイスも使えるようになり、いっそう念と魔法の修行に励んだ。


 その結果、遂に俺のオリジナルの「発」、『四次元ポケット』が完成した。
 「発」の修行をしていたら、いわゆるテレビゲームのRPGのステータス画面が頭に浮かび、「絶」の状態になった。
 試しに近くにあった消しゴムをさわって収納を念じたら、「消しゴム×1」と頭に浮かんだ画面が切り替わった。着ていた服のポケットに手を入れて、消しゴムを出すことを念じると、ポケットの中の手に消しゴムが出現した。
 氷を入れたり、暖かい食べ物を入れたり、時計を入れたりして検証し、念空間に入ってる間、モノの時間が進まないことも確認した。どうやら設定通りの完成のようだ。
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