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オズのカエルマン
第一幕その三

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「そうしようかしら」
「じゃあ早速」
「クロスワードやりましょう」
 カルロスとジョージも言ってきました、そしてです。
 ドロシーはお茶の後早速クロスワードパズルの本を出してきました、日本語のそれをです。そのうえでなのでした。
 ペンを手にはじめました、五人はそのドロシーの周りいます、そしてまずは縦の言葉のうちの一つをでした。
 解こうとします、その答えは。
「ええと、おうどんの中に入れる」
「二文字ですね」 
 神宝が応えます。
「これは」
「ええと、おうどんに入れて二文字」
「それはですね」
「確か」
「揚げですね」
「それよね」
「そうですね、片仮名で書いて」
 神宝はドロシーにこのこともお話しました。
「それで、ですね」
「埋めればいいわね」
「はい、それで」
 こうお話してでした、ドロシーはクロスワードを埋めていきました。そうして一つ一つ埋めていってです。暫くして。
 ドロシーは本を閉じてこう言いました。
「今日はね」
「ここまで、ですね」
「また明日ですね」
「ええ、また明日ね」 
 実際にそうだと五人に答えます。
「楽しみましょう」
「わかりました、それじゃあ」
「次は何をして遊びますか?」
「そうね、さしあたっては」
 とりあえずはというのです。
「お散歩しましょう」
「お散歩ですか」
「それをしてですか」
「楽しみましょう」
「そうですね、それじゃあ」
「今度は」
 五人もドロシーの言葉に頷いてでした、そうしてです。
 今度は皆でとことこと王宮の中をお散歩しました、ここでなのでした。
 皆はジュリア=ジャムと会いました。ドロシーはここでジュリアにこう言われました。
「あっ、ドロシーさん丁渡いい時に」
「丁渡いい時にって?」
「はい、実はですね」
 ジュリアはこうドロシーに切り出しました。
「面白いものが王宮に入ったのですが」
「面白いものっていうと」
「はい、パズルです」
 これが入ったというのです。
「ジグゾーパズルが」
「実はね」
 ジグゾーパズルと聞いてです、ドロシーはジュリアににこりと笑って言いました。
「私達今はパズルのお話をしていて」
「ジグゾーパズルもですか」
「そうなの、しようかってお話してたのよ」
「そうだったんですか」
「そう、それでさっきまではクロスワードをしてたけれど」
「ジグゾーパズルも如何ですか」
「ええ、そのつもりだったし」
 それならというおです。
「そのパズル貸してくれるかしら」
「はい、ギリキンの方からのプレゼントです」
「王宮への?」
「ドロシーさんにオズマ姫、ベッツイさんにトロットさんへのです」
 四人のオズの可愛らしい女の子へのというのです。
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