黒魔導士
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さんがハッピーに突っ込み、ハッピーは俺に突っ込む。でも、ナツさんの知り合いなんですよね?ナツさんのことを知ってたわけだし。
「でも敵意はなかったような気がするなー」
「それは僕も思ったよ〜」
「確かに、悪い人には見えなかったね」
「あきれたー」
エバーグリーンさんはそっぽを見ながらため息をつく。でも本当に敵意はなかったと思いますよ?
「しゃー!!試験続行だー!!」
「あいさー!!」
ナツさんとハッピーはそういって走り出す。
「おし!!行くぞエバーグリーン!!」
「だから私に指図するなって言ってんでしょ!!」
気がついたらエルフマンさんたちもどこかに走っていってしまった。
「シリル〜。僕たちはどうする〜?」
「う〜ん・・・」
セシリーに質問されて考え込む。俺もS級にはなりたいけど、それよりもまずはギルドの皆さんに無事でいてほしい。だったら!
「俺たちは一度、簡易ベースに戻るぞ!!」
「おっけ〜!!」
俺たちはエルサさんたちの集まっている、簡易ベースへと駆け出した。
第三者side
「ついにこの時が来たか。伝説の黒魔導士ゼレフ、復活の日。鍵は全て我が手中にある。我々がゼレフの中にあるものを目覚めさせるのだ」
ハデスは自分の前に立っている大量の兵たちにそう言う。
「ただし、問題が一つあります。今やフィオーレ王国最強の座に着く魔導士ギルド 、妖精の尻尾」
黒い髪を束ねている女、ウルティアが水晶の中に妖精の尻尾のギルドを写しながらそう言う。
「バラム同盟の一角、“六魔将軍”を破ったギルドの一つ。その妖精の尻尾の主力メンバーが現在、あの島に集結している」
「な〜になによ。そんなの大したことねぇーってよ!!そんな奴等はよぉ、ぜんぶ俺っちが灰にしてやるからよぉ!!ウハハハハハ!!」
そういって自らの体を黒い炎で覆っているのは、悪魔の心臓の七眷属の一人、ザンクロウ。
「暑苦しいわよザンクロウ」
それを見たウルティアは、そう呟いた。
「敵を侮るべからず。私は、この日のために生まれたのだ」
そう言ったのは、山羊の顔をした男、カプリコ。
「同感だな、カプリコ」
「自分は・・・」
「解き放て、俺たちの欲望・・・」
「う・・・ウーウェ・・・」
「これは我がギルドの総力戦となる。震えよ、俺たちの心」
そういって眼鏡をかけているキラキラしたこの男は、ラスティローズ。
「じもながす!!」
「早口すぎだよ
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