52会合前編
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◇ヤマト
「私の名はシーグヴァイラ・アガレス。大公アガレス家の次期当主です」
案内の途上、俺達は自己紹介を始めた。
最初に名乗ったのは先程ゼファードルとやり合っていたアガレス家の次期当主であるあの女性。
「僕はディオドラ・アスタロト。アスタロト家の次期当主です。皆さんよろしく」
魔王アジュカ・ベルゼブブはアスタロト家の出でディオドラはアスタロトの次期当主らしいがくだらない、アーシアを教会から追放されるように仕向けた最低なやつだからな
「私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ」
「私はソーナ・シトリー。シトリー家の次期当主です」
「俺はサイラオーグ・バアル。大王バアル家の次期当主だ」
続いてリアスにソーナさん、サイラオーグ。
やはり魔王の妹であるリアスとソーナさん…と言うべきか?それに、大王家の次期当主であるサイラオーグだ、堂々とした佇まいをしている。
で、俺か……
「俺は楪ヤマト、聖神の魔¢カ在だ。」
真名がクスクス静かに笑っていたが気にしないで置こう。
俺達若手悪魔7人と、その眷属(俺の眷属は来ていない)が案内された場所は、何処か異様な雰囲気を醸し出していた。
俺達の周囲を囲む様な壁、その高い位置には恐らく上層部であろう悪魔の面々が座り、更に一段上にはサーゼクスやセラフォルー、更に何処か怪しそうな雰囲気を出す美形の青年…確かアジュカだな、それと、堕天使の総督のアザゼルに天使の長のガブリエル……葬儀社の長として参加している俺が座っていた。
「まずはお礼申し上げる。急な会合であるのにも関わらずよくぞ集まってくれた、次世代を担う若手の者達よ。今回、こうした場を設けたのは君達にお互いの存在の確認と、将来を競う者の認知をしてもらう為、そしていずれ君達が名を挙げた時に訪れるであろう我々悪魔政府の重鎮や他勢力のVIPとの顔合わせに、早いうちから慣れて貰うのが目的だ」
サーゼクスの言葉に、若手悪魔と、その眷属達は皆が慎重な面持ちで傾聴している。四大魔王の一人であるサーゼクス・ルシファーの言葉を、一字一句たりとも聞き逃さないよう、俺と真名、いのりを除いた全員がサーゼクスに注目していた。
「一つ、質問をよろしいでしょうか? サーゼクス様」
「なんだね? サイラオーグ・バアル」
手を上げてサーゼクスへ質問を告げたのは大王バアル家の次期当主にして、リアスとサーゼクスにとっては従兄弟に当たる上級悪魔、サイラオーグ・バアルだ。
「我々、若手悪魔もいずれは禍の団
カオス・ブリゲード
との戦に参戦するのでしょうか?」
「その可能性は0だ」
サーゼクスの代わりに即答で答える聖の俺
その応えにサイラオーグは納得できないように眉を
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