第三話 魔法世界で月詠爆誕!
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や?
「はっ?」
「コッソリ、特訓覗いて、更に式神、使こうて訓練したんや」
「そんな時間どうやって?」
「時間圧縮の御札、RPGに有るような経験値増加の御札つかったん」
ちいちゃんが呆れ始めたわ。
「それ有れば、すごいことやん」
「けどな、欠点があるんや」
「なんなん?」
「凄い筋肉痛やで、それに頭ガンガンやで」
「それぐらいなら」
「んーなんと言うたらいいか、愛宕山までダッシュで10周山登りするぐらいの筋肉痛にかき氷100杯ぐらい食べたぐらいのキーンと来る痛みや」
ちいちゃんが、頭抱えだしたわ。
「つまり、このちゃんは、そんな危険なことを」
ちいちゃんが心底心配しながらも怒りそうや。
「大丈夫や、うちの魔力で中和されてるんや、直ぐに直るんやで、けど他の人には効かないんや、以外に役に立たない御札さんやで」
「このちゃん、それで、行くんか?」
「行ってくる」
「うちも連れて行って」
「駄目や、ちいちゃんには未だ無理や」
「せやけど」
「みんなも暫くは大丈夫やけど、今は一秒でも惜しいんや」
「せやけど、危険や」
「大丈夫や、前鬼に後鬼も連れて行くさかい」
ちいちゃんそんな目でみんといてな。前鬼も後鬼も使わんでも、今のうちは、ほぼ無敵状態や。
「けどけど」
「判ったから、次回は連れて行くさかい」
「けど」
「あんまり、我が儘言うと、三上山の大百足はんに夜な夜な一緒に寝て貰うで」
「それ勘弁や」
「判ったら大人しく留守番しててな」
「木乃葉さんにばれるんやない?」
「其処は此や、身代わりの式神やで」
この式神はネギの作った中途半端な分身とか、ちいとお馬鹿なちび刹那とはスペックが段違いや、うちの生き血でソックリになってリアルタイムで通信可能や、某コピーロボットより凄いから、マホネットだしたら軽く億で売れるわ。
「ちいちゃん、うちを宜しくな」
「ちいちゃん、だいじょうぶやで」
「どっちも、このちゃんや」
混乱している最中に出発や!
「ちいちゃん、ちと行ってくるで」
「このちゃん!!」
長距離転移御札でピンチのみんなの10kmほど外れにあっという間に転移やけど、一端適当なところで準備や。身体強化、全防衛、全魔法キャンセル、とかして、ばれないように年齢偽称とコスプレもしたで、今の姿は月詠や。
1983年4月1日
■魔法世界 近衛左近
我々関西呪術協会の構成員が麻帆良に行った兄である近衛近右衛門の命令で魔法世界へ来て既に1年、木乃香の作ってくれた護符のお陰で怪我人は出たが誰も死なずに来られたが、今回だけは無理かも知れない。既に味方の殆どが倒れ、半死半生状態で、辛うじて私と天ヶ崎が重傷ながら気力で立っているだけだ。
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