暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico25リンドヴルム迎撃班〜The Temporary Extra Unit〜
[9/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たし達より2cmほど身長が低いけど、やっぱり男の子だからすずかも恥ずかしがるばかり。
(わたし達が何を言ってもやっても言う事を聞いてくれなかったよね・・・)
すずかが、困るから、って言ってもスミスは首を横に振った。けど、すずかが本当に困ってる表情を浮かべると、ジョンは少しずつだけど言う事を聞いた。それからはすずかだけの言葉を聞くようになった。
「あの子、クララと同じ強制転移能力を持ってるみたい」
ルミナがポツリと漏らす。さっきまで行われてた模擬戦で、すずかにアリサの火炎弾が向かった瞬間、スミスが庇うようにして立ち塞がったとのこと。そして火炎弾に手の平を翳すと穴のようなモノが開いて、火炎弾を飲み込んだんだという。
「そうとは言え、ジョンさんは無意識での発動らしく、しかもすずかさんに危険が及びそうになった時、という限定ですが・・・」
「すずかが羨ましい。私も男の子に護ってもらいたいものだよ」
「あー、それ解る。やっぱり女の子だし、男の子に護ってもらうお姫様とかに憧れるよね」
「私も理解できます。憧れますよね」
架空の男子に護ってもらってる様を想像してるのか、ルミナとセレスとベッキー先輩はポケーッと呆けた。でも「無理だよね、それ。3人ともとんでもなく強いし」ってわたしは現実に引き戻す一撃を発する。すると3人は「はぁ」大きく溜息を吐いた。
ルミナなんて教会騎士団の中でもトップクラスの騎士・パラディンの1人だし。セレスもまたAAA+の騎士だし。ベッキー先輩はA+だけど、固有スキルを使えばこれまた強い召喚魔導師だし。この3人を護れる男子なんてそうそう居ない。え、ルシル? ルシルはわたしとはやてのものだよ。
「はーい、ルミナ先輩、ベッキー先輩、セレスさん、お待たせです」
「リクエストの、純日本の朝ご飯ですよ〜」
リインが押して来たキャスター付きのワゴンには白いご飯、お味噌汁、卵焼き、サバのみりん干し、サラダと、「食後にヨーグルトあるからね」はやてが付け加えたデザートが載ってた。ルミナ達は、わたし達の住む日本のご飯を食べたいってことみたい。今夜も和食になること間違いなし。
「わたしがなのは達を呼んで来るよ」
朝ご飯の用意も整ったところで、わたしはなのは達を呼ぶことにした。テラスへ続くガラス戸を開けて、「おはよう、みんな! 朝ご飯の用意できたよ〜!」ついでに挨拶すると、「おはよー!」なのは達も手を振って挨拶を返してくれた。そんな中ですずかが「ジョン君。おはよう、って」ジョンに挨拶するよう促した。
「お、おは・・・よう・・・」
「ん。おはよう、ジョン」
ジョンは少しずつだけど言語能力が回復していってる。拙いけど軽くは喋れるようにはなった。でも記憶の方はサッパリ。思い出そうとす
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ