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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico25リンドヴルム迎撃班〜The Temporary Extra Unit〜
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ゃん」
「おはようですぅ〜」
「「おはよう、イリス」」
「おはようございます、シャルさん」
ルミナとセレスは物心つく前からの親友だから敬語も無用でいいんだけど、ベッキー先輩は年上(14歳)だし、局員歴としても先輩なのに敬語。まぁ、わたしだけじゃなくて誰に対しても敬語なんなんだけどね。その3人は今、局員の制服じゃなくて私服姿。緊急時以外は私服で過ごすことになってるから。
「なのは達は・・・まだ起きて来てないんだね」
ダイニングとキッチンにははやて達だけ。リビングに目をやってもなのは達の姿はない。時刻は7時。もう起きていてもおかしくないのに。なんて考えてたら、「イリスが最後だよ」ってセレスが庭を指差した。
「なのは達は朝早くから外で魔法の練習をしてる。えらいね。練習を怠らず、常に成長を続ける。少しは見習ったらどう? イリス」
「だったらルミナも練習すれば? パラディンだって練習を続けないと弱くなるんじゃない?成長を怠れば衰退に転じるのは世の習い、って言うくらいだし」
「何それ。何かの格言? 良いこと言ってるところ申し訳ないけど、私とセレスはシグナムさんとヴィータとザフィーラと模擬戦やったんだけど〜?」
「ちなみにベッキーさんは固有スキルをこの世界の環境に慣れさせるために朝早くから起きてたし」
「文明が発展している管理世界とは違って、この世界にはまだ信仰心が在るおかげで私のお供も元気です」
負けた。反論できない。確かになのは達は庭で魔法の練習してるし、シグナムとヴィータとザフィーラもなのは達に付き合ってる。ルミナとセレスが「成長を怠れば、なんだって〜?」ってニヤニヤとわたしを見る。
「へーい、わたしはお寝坊さんですよ〜。成長を怠る、怠け者ですよ〜」
「「開き直った!?」」
「いいよ、たまには休みでも。昨日も一昨日も早朝から練習してるんだし」
この班が決まってから1週間。はやてやなのは達も積極的に魔法の練習を再開した。朝早くから夜遅くまで。暇があれば1日中ずっと。もちろんわたしも参加してた。だからちょこっと休みが欲しいなぁ〜、なんて思ったり・・・。
「って、あの男の子――ジョンも一緒なんだ」
広い庭(と言っても敷地内と敷地外の境界線が無い)で、練習を終えてタオルで汗を拭いてる女の子集団の中でただ1人の男の子・ジョンが視界に入った。ちなみに偽名ね。いつまでも名前が無いんじゃ呼び難いし。由来は、ジョン・ドゥ。日本で言うところの、山田太郎、とか、鈴木一郎、みたいなありふれた名前から。
「今日も今日とてすずかにベッタリか〜」
ジョンはすずかにベッタリで、離れようとすると何が何でも後を追う。すずかのトイレやお風呂、果てには学校にまで付いて行こうとする勇者。わ
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