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妖精の義兄妹の絆
ファイアボールと連隊長
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る。
だから、たとえ闇に落ちようとあたしたちはギルドであり続けるんだ。」
「…なかなかやるじゃねーか。」
「ボソ けど、それだけじゃだめなんだよな。」
「え?」
「いや…なんでもねーよ。」
そしてタクヤたちは明日に備えるため就寝した。

















そして、夜が明けた。
「信じられないっ!!!」
朝一番に大声をあげたのはアースルーシィだった。
「何よコレーー!!!」
隣の部屋からうるさいと壁越しに怒鳴られたがルーシィはおかまいなしに奇声をあげる。
「朝からテンション高ぇーな。」
「どしたの。」
リビングのソファーで寝ていたナツとハッピーが目をこすりながらルーシィに聞いた。
「エドラスのあたし逃げちゃったの!!!」
そう言ってアースルーシィは一枚の書置きを二人に見せた。
そこには王都の行き方と激励の言葉が書いてあった。
「手伝ってくれるんじゃなかったのー!?もォー!!どーゆー神経してんのかしら。」
「ルーシィと同じじゃないの。」
「うるさい!!!!」
「うるせー!!…ったくおちおち寝れねぇじゃねーか。」
そこに隣の部屋に寝ていたタクヤとウェンディ、シャルルにエマが入ってきた。
「しょうがないですよ…元々戦う気はないって言ってましたし。」
「だな。」
「あたしは許せない!!!同じあたしとして許せないの!!!」
それでもルーシィは喚き散らしている。そんなルーシィをほっといて出発の準備に取り掛かった。









タクヤたちと別れたエドルーシィは街を歩いていた。
(「あいつらなら世界を変えてくれるかもしれねーだと?
何甘えた事を考えてるんだあたしは…。」)
次第にエドルーシィは駆け出す。
(「本当に世界を変えたければ…自分たちの手で変えずにどうする!!!!」)
エドルーシィは走りながらそう考えていた。
仮にタクヤたちが仲間を助けこのエドラスを救ってくれたとしてもその後はどうする。
また今のような息がつまりそうな世界へ戻ってしまう。この世界のごたごたにまで巻き込む訳にはいかない。
(「あいつらだけの力で仲間を救出できればそれでいいけど…王国相手にそれは難しいな。
だから、あたしはギルドのみんなを説得してみるよ!!!!みんな…立ち上がってくれ!!!共に戦う為に!!!!」)
エドルーシィは街を出て一刻も早くギルドに戻るのだった。


















宿をチェックアウトして数時間がたった。
先程まで怒り狂ってたルーシィは本屋で買ったエドラスの歴史書をニコニコしながら抱えていた。
「うわ…もう機嫌直ってる。」
ハッピーは少々呆れ気味でルーシィの後ろを歩く。
「珍
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